ホテイアオイの刈り取り
9月25日から26日にかけて、手賀沼のホテイアオイの刈り取りが行われました。
ホテイアオイは手賀沼浄化のシンボルとして、手賀沼公園の近くに夏の初めに植えられます。ネットで囲った植栽池の一部にほんの数列植えられただけのものが、沼の水にたっぷり含まれている窒素やりんを栄養分として急速に繁茂して、数ヶ月で養殖池一杯に広がります。
北千葉導水路から利根川の水が手賀沼に放水されるようになるまでは夏になると手賀沼にはアオコが大量に発生していました。ホテイアオイは窒素やりんを吸収しながら育ちます。ホテイアオイを植栽すればアオコ発生の原因の窒素やりんを減らせるのではないかということから、手賀沼浄化の一環として植栽されるようになりました。
苫舟に乗った人の手で刈り取られたホテイアオイは少しずつクレーンで「みずすまし号」に移されます。そこに集められたあと、再度クレーンでまとめてトラックに移しかえられ契約した農家まで運ばれます。
農家ではホテイアオイを細かく砕き、腐らせて肥料として使います。手賀沼の窒素とりんをたっぷり含んだホテイアオイはすばらしい肥料になるとのことでした。
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