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2007年2月 4日 (日)

藤田紘一郎氏の講演

 平成19年2月3日、我孫子市駅前のけやきプラザ2Fのふれあいホールで藤田紘一郎先生の講演を聞きました。 この講演会は「生涯現役ときわ会」という常盤線沿線のボランティア活動と趣味の高齢者の会が主催したものです。約500名入る会場は満員でした。

 藤田紘一郎先生は東京医科歯科大学名誉教授でお腹にサナダムシを飼っていることで有名です。先生は「免疫力」が大切ということを、身近な例を挙げながら、スライドを使ってユーモアたっぷりに話を進められます。会場は笑いの連続でした。

 先生のお話の原点は子ども時代を過ごした三重県の田舎とインドネシアのカリマンタン島での体験です。アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症などのアレルギー症は子ども時代やインドネシアでは見られませんでした。今の日本では10歳以下の子どもの約40%がアトピー症、日本人の5人に1人が花粉症です。これらの病気は35年前にはなかった病気です。

 日本人の「きれい好き」がこれらの病気の原因を作っているとのことでした。食べ物の中に入っている腐敗防止の添加物や手を洗いすぎること、抗生物質をのみすぎることが、免疫力や抵抗力をもたらす細菌や細胞の働きを弱め、人の健康を害するとのことでした。

 植物性の食品を多くとり、自然に親しみ、清潔に気を使いすぎないことがアレルギー性の病気を防ぐようです。大変ユニークで有意義なお話でした。

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