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2007年4月28日 (土)

ヨーロッパの都市の美しさと汚さ

 昨日9日間のオランダ・ベルギー・フランスの旅行から戻ってきました。ブログの記入が10日振りとなったのはそのためです。ここしばらくの間は旅行で感じたことを書いてみたいと思います。

 訪れた場所はアムステルダム、キンデルダイク、ブリュッセル、ブルージュ、モンサンミッシェル、パリ、フォンテーヌブローです。世界遺産を6ヶ所回りました。どこも美しく素晴らしい場所でした。歴史の遺産がしっかり守られていました。

 特にパリの街並の美しさは都市美の極致といってもいいと思います。東京のように景観など全く無視した都市開発と比べると、建物の高さの制限など景観を守るための手立てが見事に守られています。セーヌ河畔の見事な眺めは筆舌に尽くしがたい感じでした。

 ところが私たちの感覚からすると気になることがいくつかありました。街並の美しさに比べて、市内の道の汚さです。ブリュッセルでもブルージュでもパリでも感じたのですが、道を歩く時は下を向いて歩かないと、犬の糞を踏みつけるおそれがあります。ブルージュでは犬だけでなく、観光用に走っている馬車の馬糞が加わっていました。犬の散歩をしている人には、日本のように糞を拾うためのビニール袋や手提げを持っている人は見かけませんした。

 歩きながらタバコを吸っている人も大勢いました。しかもそのタバコを無造作に放り投げるのです。石畳の間にタバコの吸殻がいっぱい詰っていました。石畳のため掃除しても吸殻をなかなか機械が吸い込まないようです。

 道路はまるで駐車場です。古い建物は石造りで駐車場を持っていません。駐車場を設けるように改造している建物もありましたが、簡単ではないようです。

路上駐車のためか車もあまり洗わないのではないでしょうか。ほこりまぶれの車が結構走っていました。

 美しさと汚さが混在しているヨーロッパの町でした。 

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2007年4月18日 (水)

ピストルと日本刀

 平成19年4月16日、アメリカのバージニア工科大学で韓国人学生がピストルを乱射し、32名が死亡しました。アメリカ史上最悪の銃乱射事件です。

 また4月17日には伊藤長崎市長が暴力団幹部にピストルを撃たれ死亡しました。

 いずれもピストルによる痛ましい事件でした。

 今から60年数年前、我が家にはピストルと日本刀がありました。太平洋戦争の頃です。

 ピストルは母方の祖父が日露戦争に従軍し、ロシア兵から分捕ったものです。ばねが壊れて使いものにならなかったのを、器用な友人が直して、一応撃てるようになりました。しかし実弾がなかったので、発射できませんでしたが、ピストルを持つと自分が強くなったように感じたものです。弾があったら試しててみたいと思いました。銃は人を怖いもの知らずにさせてくれるようです。その後、ピストルは持っていてはいけないことになり、当局に提出しました。

 日本刀は父方の祖父が持っていたものです。貧乏武士で明治維新を迎えたようですが、日本刀は大切にしていました。太平洋戦争中、祖父が日本刀に打ち粉をふるって、手入れをしていたのをかすかに覚えています。そして側で見ていた幼い私は、一度刀を振るってみたいと思ったものです。その刀は、まもなく戦争に出征した親戚の人に譲って、戦争で行方知れずになりました。

 武器は持っていると使ってみたくなるのではないでしょうか。銃や刀は厳重に取り締まるべきと考えます。

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2007年4月14日 (土)

沖縄の世界遺産

 日本には世界遺産が13ヶ所あります。文化遺産が10ヶ所、自然遺産が3ヶ所です。両方あわせた複合遺産はありません。

 12番目の文化遺産として2000年に指定されたのが「琉球王国のグスク及び関連遺産群」です。遺産群というだけあって沖縄本島に全部で9ヶ所あります。3月初旬にこの遺産群を全て回る旅に行きました。

この旅行については、3月12日に「26年ぶりの沖縄本島旅行」、3月23日に「デジカメで記録映画を作る」に書きました。今回、3回目として「沖縄の世界遺産」に触れてみたいと思います。

 沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は以下の9ヶ所です。

 

 Cid_002101c76d1975667f50020ba8c0cj311822 城跡はいずれも過去の戦乱で城そのものが破壊され、石垣などの遺跡が残っているだけですが、首里城だけは再建されて威容を誇っていました。

 中城城跡からは東シナ海と太平洋が見渡せました。素晴らしい景色でしたが、太平洋戦争沖縄戦の米軍の艦砲射撃の跡が残っていました。

 写真は中城城跡です。クリックすると大きくなります。

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2007年4月12日 (木)

語学講座の新学期

 4月になってNHKの語学講座が一斉に新学期を迎えました。

 私は月曜から木曜まで、スペイン語、中国語、イタリア語のラジオ講座を聞いています。どの講座も基礎講座で6ヶ月ごとに新しくなります。6ヶ月ごとに初歩から始まるのでいつまでたっても初心者です。70歳を越えると理解力も記憶力も衰える一方なので、楽しく学べるのは基礎講座しかありません。金曜日と土曜日にはそれぞれ中級講座がありますが、ついていけないので敬遠しています。

 英語については、夜11時15分からのビジネス英会話と徹底トレーニング英会話をカセットに録音して、ウォーキングの時に聞きながら歩いています。

 3つの基礎講座を聞いて感じるのは、その言葉が持っている特徴の違いです。

 中国語はいつも発音や読み方に時間の多くが使われます。日本人にとって中国語の発音が大変難しいからです。中国語は無気音、有気音、鼻音、摩擦音、有声音、そり舌音、舌歯音の区別や四声などがあり、何度聞いても覚えられません。チャ、チ、テュ、テ、チョなどのタ行の音が多くその違いがなかなか分かりません。その代わり文法はかなりおおざっぱで、あまり苦労はしません。

 スペイン語とイタリア語は発音は日本語のローマ字に似ていて簡単です。ところが文法が大変複雑です。人称、男性、女性、単数、複数によって、動詞だけでなく、名詞、形容詞、定冠詞、不定冠詞、代名詞などが変化します。特に動詞の変化は多様で覚え切れません。英語がとても簡単に感じられます。

 面白いのはスペイン語とイタリア語が大変よく似ていることです。どちらかが母国語の人は、もう一つの言葉は簡単にマスターできます。ただどちらも知らない私にとっては、時々どちらの言葉か分からなくなることがあります。

 いずれにしても暇つぶしとぼけ防止にラジオ講座を楽しんでいます。

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2007年4月 7日 (土)

「君が代」の不人気

 4月号の手賀沼通信に「日本の歌100選」を載せました。

 日本の歌100選の公式ホームページから、曲名と作詞者と作曲者の名前をコピーし、歌い出しの歌詞を思い出しながらまとめました。歌詞を思い出せない曲や歌詞を知らない曲については、インターネットで探してインプットしました。かなりの曲は思い出せましたが、うろ覚えの曲もありました。

 日本の歌100選の記事には多くの方から反響がありいろいろな感想をいただきました。その中である方から「ところで日本以外のどんな国でもこのようか企画をすれば冒頭に置かれるのは当然国歌ではないでしょうか?」というご意見がありました。

 確かにそのとおりだと思います。メジャーリーグの試合をみていると、アメリカ国歌が必ず流れます。日本では大相撲の最終日に君が代を聞くくらいです。

 何で君が代はこんなに不人気なのでしょうか。私の独断と偏見から言わしていただければ、1つは君が代の歌そのものが地味で、決して歌って楽しいものではないということだと思います。

 歌詞がそうです。今の世の中皇室は国民のシンボルかもしれませんが、存在感はあまり感じられません。天皇のことを歌った歌詞は国民を奮い立たせるには無理があります。曲も短い上にスローテンポでわくわくさせられるところがないのです。アメリカ国歌やフランス国歌とは大違いです。

 2つ目の理由は戦後の教育の影響だと思います。戦後の教育は国旗と国歌を無視するというか避けてきたといってもいいでしょう。日本という国や人の命を大切にしない傾向、自分さえよければルールなんか無視してよいといった傾向は、戦後の教育の影響が大きいといえますが、国歌についても同じことが言えるのではないでしょうか。

 昭和20年以前に生まれた人がいなくなったら、君が代に変わる新しい国歌を選んでもいいかもしれません。

 

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2007年4月 2日 (月)

台湾阿里山観光

 私は我孫子市の生涯学習センターで中国語を学んでいますが、その教室で台湾の阿里山へ観光旅行に行きました。私は都合で行けなかったのですが、仲間の美崎さんが阿里山の写真を送ってくれました。

 Cimg1191 ウィキペディアは阿里山について以下のように紹介しています。

「阿里山(ありさん)とは、台湾嘉義県にある15の山々の総称である。 最高峰は大塔山の2663m。面積は約32700ヘクタールで、そのすべてが国家風景区国定公園)に指定されている。その内1400ヘクタールが「阿里山国家森林遊楽区」に指定されてお り、日の出・夕霞・雲海・鉄道・神木の「五大奇観」が有名である。

戦前の日本統治下、1934年に隣接するCimg1208とともに、新高阿里山国立公園として日本の国立公園に指定されていた。台湾最高峰の玉山山系から顔を出す日の出は息をのむ美しさと言われて いる。 」

 玉山は終戦までは新高山と呼ばれていました。

 写真の桜は吉野桜です。Cimg1242写真はクリックするときれいに見えます。

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