「君が代」の不人気
4月号の手賀沼通信に「日本の歌100選」を載せました。
日本の歌100選の公式ホームページから、曲名と作詞者と作曲者の名前をコピーし、歌い出しの歌詞を思い出しながらまとめました。歌詞を思い出せない曲や歌詞を知らない曲については、インターネットで探してインプットしました。かなりの曲は思い出せましたが、うろ覚えの曲もありました。
日本の歌100選の記事には多くの方から反響がありいろいろな感想をいただきました。その中である方から「ところで日本以外のどんな国でもこのようか企画をすれば冒頭に置かれるのは当然国歌ではないでしょうか?」というご意見がありました。
確かにそのとおりだと思います。メジャーリーグの試合をみていると、アメリカ国歌が必ず流れます。日本では大相撲の最終日に君が代を聞くくらいです。
何で君が代はこんなに不人気なのでしょうか。私の独断と偏見から言わしていただければ、1つは君が代の歌そのものが地味で、決して歌って楽しいものではないということだと思います。
歌詞がそうです。今の世の中皇室は国民のシンボルかもしれませんが、存在感はあまり感じられません。天皇のことを歌った歌詞は国民を奮い立たせるには無理があります。曲も短い上にスローテンポでわくわくさせられるところがないのです。アメリカ国歌やフランス国歌とは大違いです。
2つ目の理由は戦後の教育の影響だと思います。戦後の教育は国旗と国歌を無視するというか避けてきたといってもいいでしょう。日本という国や人の命を大切にしない傾向、自分さえよければルールなんか無視してよいといった傾向は、戦後の教育の影響が大きいといえますが、国歌についても同じことが言えるのではないでしょうか。
昭和20年以前に生まれた人がいなくなったら、君が代に変わる新しい国歌を選んでもいいかもしれません。
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