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2007年4月18日 (水)

ピストルと日本刀

 平成19年4月16日、アメリカのバージニア工科大学で韓国人学生がピストルを乱射し、32名が死亡しました。アメリカ史上最悪の銃乱射事件です。

 また4月17日には伊藤長崎市長が暴力団幹部にピストルを撃たれ死亡しました。

 いずれもピストルによる痛ましい事件でした。

 今から60年数年前、我が家にはピストルと日本刀がありました。太平洋戦争の頃です。

 ピストルは母方の祖父が日露戦争に従軍し、ロシア兵から分捕ったものです。ばねが壊れて使いものにならなかったのを、器用な友人が直して、一応撃てるようになりました。しかし実弾がなかったので、発射できませんでしたが、ピストルを持つと自分が強くなったように感じたものです。弾があったら試しててみたいと思いました。銃は人を怖いもの知らずにさせてくれるようです。その後、ピストルは持っていてはいけないことになり、当局に提出しました。

 日本刀は父方の祖父が持っていたものです。貧乏武士で明治維新を迎えたようですが、日本刀は大切にしていました。太平洋戦争中、祖父が日本刀に打ち粉をふるって、手入れをしていたのをかすかに覚えています。そして側で見ていた幼い私は、一度刀を振るってみたいと思ったものです。その刀は、まもなく戦争に出征した親戚の人に譲って、戦争で行方知れずになりました。

 武器は持っていると使ってみたくなるのではないでしょうか。銃や刀は厳重に取り締まるべきと考えます。

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