ヨーロッパの都市の美しさと汚さ
昨日9日間のオランダ・ベルギー・フランスの旅行から戻ってきました。ブログの記入が10日振りとなったのはそのためです。ここしばらくの間は旅行で感じたことを書いてみたいと思います。
訪れた場所はアムステルダム、キンデルダイク、ブリュッセル、ブルージュ、モンサンミッシェル、パリ、フォンテーヌブローです。世界遺産を6ヶ所回りました。どこも美しく素晴らしい場所でした。歴史の遺産がしっかり守られていました。
特にパリの街並の美しさは都市美の極致といってもいいと思います。東京のように景観など全く無視した都市開発と比べると、建物の高さの制限など景観を守るための手立てが見事に守られています。セーヌ河畔の見事な眺めは筆舌に尽くしがたい感じでした。
ところが私たちの感覚からすると気になることがいくつかありました。街並の美しさに比べて、市内の道の汚さです。ブリュッセルでもブルージュでもパリでも感じたのですが、道を歩く時は下を向いて歩かないと、犬の糞を踏みつけるおそれがあります。ブルージュでは犬だけでなく、観光用に走っている馬車の馬糞が加わっていました。犬の散歩をしている人には、日本のように糞を拾うためのビニール袋や手提げを持っている人は見かけませんした。
歩きながらタバコを吸っている人も大勢いました。しかもそのタバコを無造作に放り投げるのです。石畳の間にタバコの吸殻がいっぱい詰っていました。石畳のため掃除しても吸殻をなかなか機械が吸い込まないようです。
道路はまるで駐車場です。古い建物は石造りで駐車場を持っていません。駐車場を設けるように改造している建物もありましたが、簡単ではないようです。
路上駐車のためか車もあまり洗わないのではないでしょうか。ほこりまぶれの車が結構走っていました。
美しさと汚さが混在しているヨーロッパの町でした。
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