印象的だったのはキリスト教のパワーと水のある風景
オランダ・ベルギー・フランス旅行の体験談その5です。
昨年のイタリア旅行でもキリスト教のパワーに圧倒されましたが、今回の旅行でもキリスト教の力を再認識しました。
比較的宗教色の薄いプロテスタントのオランダ、プロテスタントとカトリックが混在するベルギーにも多くの教会、修道院、大聖堂、礼拝堂がありましたが、感動的だったのはモンサンミシェルです。モンサンミシェルはパリから約360キロ、フランス西海岸、サンマロ湾上の小島に築かれた修道院です。
8世紀はじめに「岩山に修道院を建てよ」との聖ミカエルの命によって、小島の岩山に小さな礼拝堂を建てたのが修道院の始まりです。10世紀末にはベネディクト派の修道院となり、11世紀にはロマネスク様式の教会が建てられ、13世紀のゴシック様式が登場すると、建物は上へ上へと延びていきました。19世紀にはこの建築のすばらしさが再認識され、現在は世界遺産に登録されています。
私たちはモンサンミシェル内のホテルに宿泊し、翌日現地ガイドの案内で修道院と教会を観光しましたが、小さな岩山に長い年月をかけてよくもこのような建造物を立てたものと驚嘆しました。
今回の旅での2番目の発見は水のある風景の美しさです。オランダのアムステルダム、ベルギーのブルージュ、フランスのパリの美しさです。
アムステルダムは運河の町です。オランダは国土の25%が海抜0メートル以下です。詳しいことは分かりませんが、運河を作ったというより、水の中に土地を作ったため、残った部分が運河となったと言ってもいいのかもしれません。運河クルーズをしましたが、水面から見るアムステルダムの町は一段と立派に見えました。
ブルージュは水の都です。運河と橋が美しい街です。中世そのままの景観が残っていて世界遺産となっています。運河クルーズでその美しさを堪能しました。
モンサンミシェルも海の潮の満ち干きの見事さで有名です。干満の差は15メートルもあり、満月と新月には自然の威力による最大のショーが演じられます。今回は潮の満ち干は楽しめませんでしたが、以前テレビで見たときは驚きでした。
パリのセーヌ川河岸は世界遺産となっています。セーヌ川クルーズでは両岸の景観の見事さを心行くまで楽しめます。今回はバスでの観光でしたが、現地ガイドの説明でその美しさを保つには当局と市民の並々ならぬ努力があることを知りました。
写真をクリックするとはっきり見られます。
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