静かな手賀沼の秋
平成19年10月4日、久しぶりに太陽が顔を出したので手賀沼遊歩道を自転車で半周しました。秋が来たのを確かめるためでした。何か秋を彩るものがないか探してみました。
雲の高い青空とさわやかな風が秋を感じさせ、心地よいサイクリングでした。トンボや蝶々が見の前をよぎります。自転車を止めてはデジカメのシャッターを切りました。
そこで気がついたのは、手賀沼の秋は静かな秋だということでした。
花はコスモスが植栽された畠にわずかばかり咲いているだけ、終わりかけた彼岸花がわびしげでした。木々はまだ緑でした。もともと手賀沼湖畔には紅葉する木はあまりありません。桜は紅葉する前に散ってしまいます。
見事な黄金色だった稲はすっかり刈り取られて、切り株から緑の葉っぱが勢いよく伸びていました。
夏の渡り鳥はいなくなり、冬の渡り鳥はまだ飛来していません。水辺に見られる鳥の数は少なく、水面は静かです。留鳥のこぶ白鳥やカルガモやさぎ類が目立っていました。
岸辺に茂ったよしが穂をつけ、沼にたまったヘドロの浚渫がところどころで行われていました。
この時期バードウォッチングや花を求めてくる観光客の数も減っています。
手賀沼の秋は静けさを求めてウォーキングするには絶好のシーズンです。
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