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2007年11月30日 (金)

2年ぶりの京都

 奈良旅行の最後に京都に立ち寄りました

  東京にDc112312戻る新幹線の切符は平成19年11月22日の京都発午後3時です。それまでに時間を京都見物に当てました。

 奈良から京都に出る途中で宇治の平等院を訪ねました。平等院は初めてです。平等院の鳳凰堂は10コインの裏側に穿たれています。

 JR宇治駅で下車し15分ほど歩くと平等院につきます。途中の歩くみちは歩道がない上に狭く、車の通行量が多いので神経を使いましDc112307_2 た。 さらに、宇治川にかかる宇治橋から平等院までの参道にも容赦なく車が入ってきました。観光地にしては珍しく配慮のない道でした。おそらく生活道路がほかにないのでしょう。

 平等院は落ち着いた雰囲気の建物でした。平安時代の藤原氏の別荘だったそうです。

Dc112308_2  京都の紅葉は2年前に堪能しましたが、今回その時行けなかった南禅寺を訪れました。一昨年に京都に来たのは11月24日、東福寺、 真如堂、哲学の道、永観堂はいずれも見事な紅葉でした。今回はそれより2日早いだけなのですが、南禅寺の紅葉はもう一息といった感じでした。

 奈良は静かな秋でしたが、京都は人でいっぱいの秋です。ツアーの団体バスが駐車場からはみ出しており、参詣の歩道は向かいから来Dc112309_2 る人波を避けながら歩きました。

  南禅寺は三門で有名です。三門のうえに大勢の人が登っているのをみて私たちも上って見ました。石川五右衛門が三門のうえで「絶景かな、絶景かな」といったという俗説が残っています。

 たしかに京都の市街の眺めと南禅寺の紅葉が絶景でした。

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2007年11月28日 (水)

55年ぶりの奈良

 吉野に続いて奈良の報告です。

Dc112304  平成19年11月19日から22日までの旅行は、奈良の「奈良ロイヤルホテル」をインターネットで予約し3連泊しました。

 旅行会社のツアーは料金が安く、面倒な手続きは要らず、効率的に名所を回れるというメリットはありますが、団体行動にしばられ、ゆっくり好きなところを時間をかけて見るわけにはいきません。余裕のあるスケジュールにはなっていません。またJR利Dc112305 用の場合、喫煙席になる可能性があります。禁煙車しか乗れない私たちには、喫煙席は鬼門です。「愛・地球博」をツアーで行った際は喫煙車両で、妻は気分が悪くなりました。最近は国内旅行は自分たちで企画して、インターネットで宿を探し、JRはジパングクラブに入会しています。

 奈良は中学校の修学旅行で行って以来、約55年ぶりです。

Dc112306  初日は法隆寺を訪ねました。修学旅行では法隆寺は行った覚えがなく初めてです。福沢諭吉に変わる前はお札の定番は聖徳太子と夢殿でした。観光客が少なかったので、ゆっくり見物することが出来ました。秋の日は短く、法隆寺についたのは2時過ぎでしたが、拝観して戻る頃には夕暮が迫っていました。

 3日目に奈良観光を代表するコースを回りました。

Dc112311  猿沢の池→興福寺→春日大社→春日大社→奈良公園→大仏殿を徒歩で回り、近鉄で西の京まで行って、薬師寺を拝観しました。

 興福寺では「秘仏の特別公開」が行われていました。妻は念願の「阿修羅像」が見られて大満足でした。

 大仏殿は多くの観光客で賑わっていました。お水取りの行われる二月堂に上って奈良の町を見渡すことができました。

 薬師寺は修学旅行の生徒たちが交代で法話を拝聴していました。新旧の2つの塔が夕映えにそそり立っていました。

 タクシーのドライバーから、京都はお寺の建物が見ごたえがあるが、奈良は仏像が良いと聞きました。たしかに奈良のお寺の仏像のすごさに圧倒されましたが、建物も見事でした。

 京都ほど多くない紅葉も色づき始めていました。

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2007年11月23日 (金)

はじめての吉野

 平成19年11月19日から22日まで家内と一緒に奈良、吉野、京都に行ってきました。奈良の「奈良ロイヤルホテル」に3泊し、歴史と文化と紅葉を求めていくつかの名所に出かけました。その報告を地域別に3回に分けて報告いたしましょう。

 20日に行ったのは吉野です。私にとってははじめての吉野でした。

 吉野山は春Dc112301の桜で有名です。また義経の思われ人、静御前が隠れた場所として、そして足利尊氏に敗れた後醍醐天皇が南朝を開いた場所としても知られています。

 ホテルから近鉄に乗り、大和西大寺から橿原神宮前までは特急、そこで大阪から来る別の特急に乗り継いで吉野駅に着きました。

  吉野駅かDc112302らはロープウェイ、ロープウェイの終点からは小型のバスで終点の「奥千本」まで行きました。

 奥千本からは自然歩道をロープウェイの駅まで歩こうという、妻がガイドブックを見て決めたお勧めのコースをたどりました。

 天気は晴れ、穏やかな秋の日が木々の間からまばゆいばかりです。赤や黄色の紅葉が目を楽しませてくれました。盛りにはDc112310もう少しという感じでしたが、赤や黄色といっても1本の木とて同じ色はなく、それぞれ微妙な違いはあることが分かりました。

 途中お茶屋「花錦」に立ち寄り、おだやかな女性のご主人と親しくお話をしながら、手製のおいしいくずもちとくずきりをいただきました。心和むひと時でした。

 吉野の秋には花の頃とは大違いの静けさがあります。奥千本のバス停で降りたDc112303 人は、私たち夫婦を除いては一人だけ、自然歩道を歩いたのは私たちだけでした。すれ違う人もまれでした。

 高城山展望台、吉野水分神社、花矢倉、竹林院、吉水神社、金峯山寺などを見物しながら、また途中で昼食をいただきながら、ロープウェイの駅に着いたのは歩き始めてから3時間後でした。

 はじめての吉野はすばらしい思い出を残してくれました。

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2007年11月14日 (水)

手賀沼ふれあいウォーク

Dc111201  平成19年11月11日(日)手賀沼ふれあいウォーク2007が開催されました。

 我孫子手賀沼公園、柏ふるさと公園、道の駅「しょうなん」の3会場から9時30分同時スタート、3キロ、4キロ、8キロ、10キロ、20キロの各コースに分かれて、手賀沼の周りを歩きます。

 Dc111204 前日降った雨も上がり、足元の悪いところもありましたが、まずまずのお天気でした。我孫子市では「ジャパンバードフェスティバル」が開催されており、スタートとゴール地点となった手賀沼公園は大勢の人で埋まったようです。ちょっと遅く着いたので、残念ながら皆さんスタートしたあとでした。

 私もコースとなっている手賀沼遊歩道を写真をとりながらDc111206 逆向きにぶらぶら歩いてみました。3会場から、いろいろなコースに分かれて歩く人とすれ違いました。

 手賀沼ふれあいウォークは、歩きやすい、景色がきれい、車道は全く通らなくて安全、市街地に近い、足の便がよいなどの理由で、家族連れや子どもやお年寄りの参加が多いウォーキング大会です。

Dc111214  写真はクリックすると大きくなります。

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2007年11月12日 (月)

どうなっているの、NHKのスポーツ放送

 平成19年11月11日の午後9時50分からのNHKテレビ「サンデースポーツ」をみていて腹の虫がおさまりませんでした。

 アジアのプロ野球チームのナンバー1を決めた、日本の中日と韓国のSKとの決勝戦の試合の経過や優勝決定の瞬間や監督のインタビューなどの放送を全くしなかったのです。試合時間が延びて「サンデースポーツ」が始まった時はまだ試合中でしたが、10時15分頃には決着がついていたので番組の終わる10時45分までには十分放送はできたはずです。「サンデースポーツ」はプロ野球公式戦の時は必ず放送していました。昨日の放送は番組終了時に「中日6-SK5」と1行テロップが出て、一言結果をしゃべっただけでした。

 試合は民放で9時55分まで放送していましたが、途中のいいところで終わってしまいました。民放も1時間延長したのですが、試合がもつれたため途中で終わったのです。民放はスポンサーがついているため、勝手なことはできません。それでも最大限の努力はしたと思います。

 NHKは視聴者から受信料を取っているのです。視聴者が見たいものを提供する義務があります。55分のサンデースポーツの内容は前もって決めていたのかもしれませんが、ほかの部分をはずすか短くするなどして優勝の瞬間を入れるべきでした。そもそもアジアシリーズ2007を放送内容に入れていないのがおかしいと思います。いつアジアシリーズの画面が出てくるかと期待しながら見ていましたが、急いで放送しなくてもいいような内容が長々と続き、結局すっぽかされて終りました。

 翌朝のニュース番組みでは、その反動か、あるいは視聴者のクレームに押されたのか、アジアシリーズの結果をこれでもかと思われるくらい繰り返していましたが、一番見たいときに放送しなかった罪は重いでしょう。

 NHKのスポーツ放送はおかしいところが一杯あります。メジャーリーグの放送では、同じ日に総合テレビとBS1とBSハイでメジャーリーグを放送したり、総合テレビとBS1で同じ試合を放送したり、同じ試合を午前と夜に放送したり、どこの国のテレビかと思われることがありました。

 民放の視聴率重視のどのテレビ局も似たような番組に比べて、NHKには質の高い番組があるのも事実です。最近のNHKの総合テレビは肌に合わなくなった番組が多く、見ることが少なくなりましたが、BS放送やBSハイはよく見ます。民放よりずっと見ごたえがあります。

 ただ昨日のようなことがあると、受信料を負けろといいたくなります。視聴者に対する真のサービスを心がけて欲しいと思います。

 

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2007年11月 7日 (水)

若かりし頃を思い出させる映画

 平成19年11月3日より「ALWAYS 3丁目の夕日」の続編が上映されています。昭和30年代半ばを舞台にした映画です。私は昭和35年(1960年)に大学を卒業し、社会人になりました。この映画はまさに私の青春時代の頃を描いた映画で、ぜひ見たようと思っています。

 ところで今日のお話はこの映画ではありません。10月に見た「エディット・ピアフ 愛の賛歌」と「グッド・シェパード」という2本の外国映画です。

 「エディット・ピアフ 愛の賛歌」はエディット・ピアフの一生を描いたフランス映画です。エディット・ピアフは1915年に生まれ、1963年に47歳でなくなったフランスのシャンソン歌手です。「ばら色の人生」や「愛の賛歌」などを歌い、フランスで最も愛されている歌手の一人です。

  私の学生時代にはシャンソンがはやっていました。イブ・モンタンの「枯れ葉」をよく聞きました。ジルベール・べコーやシャルル・アズナブールなどの歌手の名前を覚えています。

 イブ・モンタンとの愛をテーマにエディット・ピアフが作詞した「ばら色の人生(ラ・ヴィ・アン・ローズ)」はオードリー・ヘップバーン主演の「麗しのサブリナ」のテーマ曲に使われました。何時までも忘れられない曲です。

 エディット・ピアフについては名前しか知らなかったのですが、映画を見ててそのすさまじい生き方とすばらしい歌に感動しました。

 「グッド・シェパード」はCIAの内幕を描いた映画です。

 1961年社会主義政権になったキューバに、亡命キューバ人がカストロ政権を覆えそうと上陸しました。ところがCIAの内部から情報が漏れて失敗してしまいます。有名なビッグス湾事件です。(なおこの事件のあと、ミサイルをキューバに持ち込もうとするソ連のフルシチョフとそれを海上封鎖によって防いだもっと有名なケネディの戦いが起こりました)

 この頃私は社会人になったばかりでした。世界の大事件に驚くことばかりでした。余談ですが、ケネディが暗殺された時は妹の結婚式の当日でしたが、テレビに釘付けになったのを覚えています。

 「グッド・シェパード」はそのCIAを背負って立つ主人公の活躍とその苦悩を描いています。

 ロバート・デニーロ監督はすばらしい映画を作ったと思います。主人公の青年時代とビッグス湾事件後の日々とを交互に展開していくストーリー作りの巧みさに、2時間40分の長さを忘れてしまいました。

 2本の映画をみて1960年代の若かりし頃を懐かしく思い出しました。

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