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2007年12月 8日 (土)

衰えつつあるアジアでの日本の力

 北京オリンピック予選での星野ジャパンの優勝は感動的でした。オリンピックの出場権を得たこともうれしかったのですが、アジアでの野球の盟主の地位を守れたことが大きな喜びでした。

 また中日ドラゴンスはクラブチームアジア1になり、3年連続で日本がアジアナンバーワンを続けることができました。

 しかし今から20数年前、読売ジャイアンツに在籍していた新浦壽夫投手が韓国の三星ライオンズに移籍した頃は、日本のプロ野球はアジアでは群を抜いて強かったのです。韓国や台湾の野球は2軍以下といってもよかったと思います。

 ところが昨年のワールド・ベースボール・クラシックでは日本は韓国に2度敗れました。もう力の差はありません。

 平成19年12月5日の新聞に憂うべき調査結果が出ていました。

 経済協力開発機構(OECD)が加盟国を中心とする世界57の国・地域の15歳男女40万人を対象にした2006年国際学習到達度調査(PISA)の結果を発表したのです。

 15歳というと日本では高校1年です。アジアの4つを比較してみましょう。

数学的応用力

    2000年 2003年 2006年

日本  1位    6位   10位

韓国  2位    3位    4位  

台湾 不参加  不参加   1位 

香港 不参加   1位    3位

読解力

    2000年 2003年 2006年

日本  8位   14位   15位

韓国  6位    2位    1位  

台湾 不参加  不参加  16位以下 

香港 不参加  10位    3位

 日本はアジアの中ではかなりひどい成績です。特に韓国、香港と比べると、数学的応用力も読解力もかなり劣っています。日本のゆとり教育の欠点がもろに出ているのではないでしょうか。

 このままでは日本の武器だった技術力や開発力や産業力はどうなるのでしょうか。

 日本の教育システムの改革は早急に行うべきです。

 またこの学力の差は先生の優秀さにも原因があると思います。教師の知力とやる気を高めることも大切と思います。

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