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2008年1月20日 (日)

e-Taxによる確定申告をあきらめた

 ℮-Taxによる税金の確定申告を検討しましたが、私の場合はあまりメリットがないのでやめました。

 昨年(平成19年)10月、柏税務署より「国税電子申告・納税システム(℮-Tax)利用のご案内」が届きました。 ℮-Taxは確定申告をパソコンに入力し、直接パソコンから送信するという方法です。

 私は昨年までは社会保険庁のホームページに確定申告を入力し、コンピュータで作成された確定申告の用紙をプリンターで印刷して、郵送するという方法をとっていました。

 源泉徴収票や社会保険料控除証明書は印刷した確定申告書の裏に糊付けしました。医療費控除は、エクセルで作成した一覧表に領収書を添付して同封していました。

  ℮-Taxで申告すると、最高5000円の税額控除を受けられるのに加えて、医療費の領収書や源泉徴収票などの提出を省略できるのです。今年は一層税金が高くなっているので5000円安くなるのは魅力です。それに℮-Taxによる確定申告は手賀沼通信のネタになると、℮-Taxでやってみようと考えました。

 ℮-Taxを利用するためには、住民基本台帳カードと電子証明書が必要です。さらにそのカードを読むために、ICカードリーダーを購入しなければなりません。

 我孫子市役所で電子証明書つきの住基カードを作成しました。1000円かかりました。ICカードリーダーを探しに、柏のコジマ電機に行ったら売り切れ、ヤマダ電機では取り寄せが必要といわれました。柏のビッグカメラにはありましたが安いもので2980円でした。

 5000円税金が安くなっても、かかる費用が約4000円です。しかも安くなるのは1回限りです。また、ICカードリーダーを動かすソフトや℮-Taxのためのソフトをダウンロードしなければなりません。そして無事に確定申告を終えるまでには、使い方を勉強する必要があります。年に一度きりの確定申告にこれだけのワークロードをかけるのはばかばかしいと感じました。

 ℮-Taxは以前からありました。国税庁が多額の費用をかけたのに、ほとんど使われていませんでした。住基カードは総務省が音頭をとって普及に努めていますが、2007年10月の時点で発行枚数は172万枚、普及率は1.4%にすぎません。

 私の推測なので間違っているかもしれませんが、今回の℮-Taxの推進は、社会保険庁と総務省が結託して、あまり使われていない住基カードと℮-Taxシステムを何とか使わせたいと考えた結果ではないかと思います。

 国民のためというより、自分の省庁の都合で決めたのではないかと思います。  

 皆さんはどう思われますか。

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