過疎の団地-NTT社宅
私の住んでいる千葉県我孫子市若松にあるNTTの社宅が過疎の団地となっています。
平成20年2月3日に我孫子市にも大雪が降り久しぶりの積雪となりました。雪がやむと同時にどの家も雪かきに精を出し、翌日の午後には道の真ん中は雪がなくなりましたが、NTTの社宅の前の道は雪かきがなされず、いつまでも雪が残り、固く凍り付いて歩くのに大変危険でした。
NTTの社宅に大勢の人が住んでいるときはそんなことは 考えられませんでした。一番早く雪かきをしていたのがNTTの社宅前でした。
NTTの社宅は手賀沼を埋め立てて、若松地区が造成されると同時に建築されました。その頃はNTTではなく、民営化される以前の電電公社でした。鉄筋4階建て32世帯の建物が8棟、4階建て16世帯の建物が1棟建てられて、272世帯が住んでいました。
その後民営化などでだんだん住民が減り、32世帯の4棟が取り壊されました。現在は、正確な数は分かりませんが、おそらく収容世帯数144世帯の15%前後の居住となっているのではないかと思われます。
外部からみても、道路わきの2棟は別として、その後ろの3棟は、ほとんど空き家の状態です。
一時は駐車場に収容しきれない車が路上にびっしり駐車していましたが、今は駐車場はガラガラです。団地の中央に作られている立派な公園に、人影を見ることはありません。
住民の方はおそらく自治会活動が出来ないだけでなく、防災や防犯上に不安を抱えて暮らしているのではないでしょうか。お隣との楽しい語らいやコミュニティでの集まりなども途絶えているかもしれません。
そして撤去された4棟のあとは、放置されたままで荒れ果てています。たまに周囲の生垣の刈り込みが行われてはいますが、夜は道路は暗く、ゴミなどがたまり、治安上も好ましくありません。若松地区のさびれにもつながっています。
NTTはこのような社宅住民の情況を何とかする必要があるのではないでしょうか。また、街を活性化するために、放置された土地を適正に利用してくれるところに売却してほしいと思います。
もし全部の土地をまとめて売却したいのなら、今の住民の方にもっと環境の良い社宅に移ってもらって、更地にするなどそれなりの方策を考えてほしいと思います。
写真はクリックすると大きくなります。
著者に関係するHPです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/ynitta/(手賀沼へいらっしゃい)
http://members3.jcom.home.ne.jp/nittay/(手賀沼通信バックナンバー)
http://www.josuikai.net/semi/koyukai(最新の手賀沼通信)
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