街道てくてく旅-四国八十八か所
NHKハイビジョンで「街道てくてく旅-四国八十八か所を行く」という番組が放送されています。
卓球のプロ選手四元奈生美さんが「お遍路さん」となって、3月20日から6月6日まで、四国八十八か所の約半分の徳島県と高知県を1番札所から39番札所まで歩く旅です。57回にわたっての放送です。
放送は月曜日から金曜日まで、毎日午前8時から8時15分まで生放送で放映されています。出発地からの中継で、四元奈生美さんと地元のNHKアナウンサーかケーブルテレビのアナウンサーが登場し、前日歩いたビデオを流した後、生出演の地元の人とのやりとりなどの様子が15分間にまとめられています。
私は毎日録画して見ています。四国愛媛県の出身で、実現はしていませんが、自分でも八十八か所を歩いてみようと日程を組んだりしたこともあります。今までいろいろな「街道てくてく旅」が放送されていましたが、見るのは今回の八十八か所が初めてです。
四元さんは、毎日生出演をしたあとから歩き始めるのと、歩きながらの放送のためのパフォーマンスや途中での地元の人とのやり取りなど、余分な時間がかかるため、歩き遍路が歩く距離の半分以下しか歩きません。健脚のお遍路さんなら40日前後で結願しますが、四元さんはおそらく100日以上かかることと思います。
この番組を見ていて感じたのは、四国八十八か所の巡礼とかお遍路という観点から番組を見ると、失望というか腹立たしくなるのではないかと思います。まず四元さんがミスキャストです。あまりにも幼い言動はお遍路のイメージと合いません。お遍路のシンボルである、白衣も着ていなければ笠もかぶっていません。杖を突いているだけです。
ただ、「街道てくてく旅」に四国八十八か所を選んだだけと見れば面白い番組です。観光、ウォーキング、ハイキングの観点が主題と思えば、カラフルな衣装や幼いけれど可愛い言動が納得できます。八十八か所のお寺と沿道の地域の紹介番組と割り切ればいいのです。
私の2歳半になる孫娘の話し方が四元奈生美さんそっくりです(四元さんごめんなさい)。毎日孫娘が歩いているイメージをダブらせながら、四国の紹介番組を楽しんでいます。
著者に関係するHPです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/ynitta/(手賀沼へいらっしゃい)
http://members3.jcom.home.ne.jp/nittay/(手賀沼通信バックナンバー)
http://www.josuikai.net/semi/koyukai(最新の手賀沼通信)
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