トルコ旅行-5
トルコ旅行の続きです。
8日目(5月22日)はベルガモンの遺跡を観光後、チャナッカレに行きました。走行距離は約350キロ、5時間のバス旅行です。天気は晴れ、暑い1日でした。
ベルガモンの遺跡アスクレピオンとアクロポリスがあります。私たちははまずアスクレピオンに行きました。
アスクレピオンは医術の神アスクレピオスを祭るとともに、ローマ時代の病院です。
入口の壁に「死は入るべからず」と彫られていて、入院したい人はまず医師の診察を受け、直る見込みのある人だけが入院を受け付けられたそうです。治療棟への地下道がしっかりと残っていま した。
昼食後アクロポリスを訪れました。アクロポリスとは、「高いところ、城市」を意味し、パルテノン神殿が建っているギリシャのアテネのアクロポリスが有名です。
ベルガモンのアクロポリスはアテネよりもはるかに高い山の上にありました。バスで登りましたが、かなりの時間がかかりました。ここにもアテネ神殿の跡がありました。
どうやってこんな高い山に重い石を運んだのでしょう。素朴な疑問が頭を掠めました。
チャナッカレのコリンホテルの窓からは、ダーダネルス海峡がよく見えました。ホテルはアジア側、海峡の向こう側はヨーロッパです。大きなタンカーと貨物船がゆっくり進んでいました。
9日目(5月23日)も快晴、トロイの遺跡観光後、海峡を渡ってイスタンブールへ向かいます。
今日は初めてバスの一番前に座りました。一日長いバス旅行となりました。
トロイの遺跡は今回の旅行の3つ目の世界遺産です。遺跡の入口にはトロイの木馬のレプリカが建っていました。トロイ戦争で中にギリシャ軍が入っているのを知らずにトロイに引き込んだ言われる木馬です。トロイが負ける原因になりました。私たちも中に入って狭いはしごを登ってみました。
トロイの遺跡は19世紀末にシュリ-マンが発掘するまでは埋もれていました。残っているのは城壁や城門や建物の台座や道などで、他の遺跡に比べると大変地味な遺跡でした。トロイの木馬を引き込んだという傾斜路もありました。
そのあと、バスごと乗り込めるフェリーに乗り、ダーダネルス海峡を渡りました。青い海、静かな海面、30分あまりの航海でしたが、トロイ戦争の頃は手漕ぎや帆船の軍艦が、海面をいっ ぱいに埋めていたのでしょう。
ヨーロッパ側にわたると、バスはイスタンブールに向かって約5時間半ひたすら走りました。車窓からはオリーブの木が延々と続いているのが眺められました。
イスタンブールではリッツカールトンに3連泊です。今回利用したホテルの中では最高のホテルでした。
夕食は町のレストランで日本食をいただきました。メニューと味はいまいちでしたが、値段は結構高いとのことでした。
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