トルコ旅行-6
トルコ旅行の続きです。今回が最終回になります。
10日目(5月24日)今日から2日間はイスタンブール市内観光です。
イスタンブールはボスフォラス海峡でヨーロッパ側とアジア側に分けられていて、ボスフォラス海峡には2本の橋がかかっています。ヨーロッパ側は金角湾で旧市街と新市街に分かれていて、3本の橋がかかっています。
イスタンブールはシルクロードの西の端です。東の端は中国の長安(現西 安)、らくだの背に乗って貴重な物資が運ばれました。
そんな地理的、歴史的背景を反映してか、イスタンブールはいろいろな文化や人種が渾然と交じり合っている感じでした。
今回訪れた4つ目の世界遺産はイスタンブールの歴史地区です。ブルーモスクやトプカプ宮殿やアヤソフィアなどが歴史地区を構成しています。
初日のイスタンブール観光は、午前中に旧市街にあるブルーモスク、トプカプ宮殿を見学、宮殿レストランで昼食をとり、グランドバザールで買い物をしたあと、新市街にある軍事博物館に行きました。
ブルーモスクは17世紀初め、オスマン帝国の14代スルタン、アフメット1世によって建立されました。内部の装飾はイスラムの特徴の幾何学模様です。世界で最も美しいモスクと言われています。
イスラム教の寺院は日本と同じように土足禁止です。日本では下駄箱に入れるか、用意されている袋に入れて持って歩くのが普通ですが、トルコのモスクでは使い捨ての靴カバーが用意されています。とても便利でした。
トプカプ宮殿で印象に残った所は3つあります。1つは陶磁器展示室です。中国の陶器に混じって、日本の有田焼と伊万里焼があ りました。2つ目はハーレムです。言葉と反対に暗い感じがしました。3つ目は宝物館、86カラットのダイヤなど、あきれ返るほどの宝物が展示されていました。
軍事博物館ではオスマン軍楽隊メフテルの演奏を聞くことが出来ました。世界最初の軍楽隊といわれたそうです。
夜はレストランで名物のベリーダンスを見ながら夕食をとりました。ベリーダンスはそれなりでしたが、それよりも観客の国籍に合わせてその国の唄とギャグを聞かせてくれた男性のエンターテイナーに拍手喝 采でした。
11日目(5月25日)はイスタンブール観光の後半です。いよいよトルコ観光の最終日です。天気は晴れ、トルコは毎日が好天でした。
まずアヤソフィアに行きました。アヤソフィアは現在は博物館ですが、元は6世紀に建てられたキリスト教の大聖堂でした。イスラム教のオスマン帝国の時代には、大聖堂のモザイク絵は漆喰で塗りこめられました。現在は漆喰がはがされ見事なモザイク画を鑑賞 することが出来ます。
カッパドキアもそうですが、イスラム教のトルコはキリスト教の遺産を最大の観光資源にしているのではないかと感じました。
そのあと、地下宮殿(地下貯水槽)、カーリエ博物館、ドルマバフチェ宮殿を見物しました。
そして観光の最後はボスフォラス海峡クルーズでした。わずか17名で1雙の観光船を貸切、美しい海峡の景観を楽しみながらのんびりした時を過ごしました。イスタンブール観光の総仕上げといった感じでした。
明日は帰国の途に着きます。すばらしいトルコの旅でした。
楽しい旅を演出してくださった、添乗員の星野さん、ガイドのトゥナさん、ドライバーのチェティさん、助手のヨルゴさん、旅の仲間15人の皆さん、そして一緒に旅を楽しんだ妻に感謝感謝です。ありがとうございました。
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著者に関係するHPです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/ynitta/(手賀沼へいらっしゃい)
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