トルコ旅行-4
前回のトルコ旅行の続きです。
6日目(5月20日)はイズミールへ向かいました。走行距離は約360キロです。晴れときどき曇り、かなり暑くなりました。
午前中はアフロディシアス観光でした。アフロディシアスは女神アフロダイテ(ヴィーナス)の庇護のもとに発展したと言われています。ローマの皇帝たちはアフロダイテをローマの母なる神とたたえ、この町を厚遇しました。
競技場の跡が残っていました。長さ262m、幅m、収容人員は3万で、陸上競技、レスリング、剣闘士の戦いなどが行われたそうです。近隣から大理石を算出したため、大理石彫刻も多く残っていました。神殿のあともありました。
昼食はマスのフライ、途中の売店でトルコ名物のお菓子、ロクムをお土産に10箱買い込みました。トゥナさんのお勧めの店です。
イズミールのヒルトンホテルには6時頃到着、23階の部屋からは眼下にエーゲ海が広がっていました。イズミールはイスタンブール、アンカラに続くトルコ第三の都市です。
食事の後、31階のラウンジに全員集合して、エーゲ海とイズミールの夜景を眺めながらいっぱいやり、交流をはかりました。妻と私はトルコ名物のラクを飲みました。ラクは45度と強く、水で割ると白く濁る、独特の香りのするお酒です。
7日目(5月21日)も快晴。今のシーズンのトルコは雨には縁がないようです。添乗員の星野さんと助手のヨルドさんが体調を崩し、ヨルドさんは今日の観光はお休みでした。
今日はエフェソス観光です。今回の旅行では6ヶ所の遺跡を回りましたが、スケールの壮大さ、華麗さ、遺物の多さなどから、エフェソスの遺跡がもっとも見ごたえがありました。エフェソス遺跡の往復には、トルコで初めて高速道路を利用しました。
まず、聖母マリアの家に行きました。聖母マリアはその晩年キリストの弟子のヨハネの世話を受けながらエフェソスで過ごしたと言われています。その家の跡に建つ小さな教会に大勢の人が集まっていました。エーゲ海クルーズの観光客も合流して大変な人数です。
エフェソスの遺跡はまるで古代の都市が現代に現れたような感じでした。図書館、公衆トイレ、野外劇場、神殿、住宅、門、浴場などが残っており、立派な通りもありました。ここも人が多く、油断しているとすぐ迷子になりそうでした。
遺跡を見た後、エフェソス考古学博物館を見物しました。エフェソス遺跡からの発掘物が展示されていて見ごたえ十分でした。
エフェソス遺跡はなぜか世界遺産には登録されていません。世界遺産のトロイの遺跡に比べると、エフェソス遺跡のほうがはるかに立派という感じがします。ガイドのトゥナさんの話では、エフェソスはまだ発掘が継続中なので世界遺産になっていないとのことでした。
ホテルはイズミールのヒルトンに連泊でした。夕食前の時間を利用してエーゲ海岸の公園に行ってみました。岸壁ではパンをエサに素手での投げ釣りでボラを釣っている人がいました。
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