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2008年7月 3日 (木)

市の生活習慣病検診がなくなった

 後期高齢者の健康保険がいろいろな問題を引き起こしています。名前は別として何らかの形で高齢者の保険制度の改革は必要と思いますが、それはまた別の機会にしましょう。

 今日は健康診断に関する別の制度改革について考えてみます。

 今年から市の生活習慣病検診が受けられなくなりました。毎年年度始めに来る我孫子市からの受診券の案内に生活習慣病の受診券が含まれていなかったのです。

 不思議に思って我孫子市の保健センターに問い合わせてみました。そして今年から制度が変わったことを知りました。

 40歳から74歳までは、市でなく加入している健康保険組合が実施するようになったとのことでした。定年退職者は通常国民健康保険に入りますが、私の場合は元いた会社の特例退職被保険者のため、生活習慣病検診はもといた会社の健康保険組合が実施するように変わったのです。

 そこでその健康保険組合からとどいていた資料を読み直しました。「新しい健診・保健指導でメタボを撃退」という資料です。私は56キロでメタボとは無縁なので読まなかった資料です。そこに生活習慣病の健診を健保組合が実施すると出ていました。

 血圧の薬をもらった時にホームドクターに新しい健診について聞いてみました。

私は毎年ホームドクターのところで生活習慣病の検査をしていました。その先生はの話では今度の制度はいろいろ問題があり、私はそこでは検査が受けられないようなのです。

 先生は検査をするためには、健康保険組合と契約をする必要があるが、とてもたくさんある健保組合と契約はできないとのことでした。ホームドクターのような開業医は、健診は自治体としか契約を結ばないようです。

 保健センターの話では通常定年退職者が加入している国民健康保険の被保険者には案内は出すが、今年はまだ案内をして出していないとのことでした。こちらも制度改革に戸惑っているようでした。

 メタボ健診や保健指導は健康保険組合にとっても負担がかかるようです。どういう理由で新しい健診と保健指導の制度ができたのかは知りませんが、後期高齢者保険制度といい、メタボ検診といい厚生労働省のお役人のやることは、本当に国民のためを思ってやっているのかどうか、大いに疑問です。

 

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