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2008年12月27日 (土)

街が暗くなる

 以前このブログで取り上げたNTTの社宅が、平成21年3月末で閉鎖され、現在の居住者の人は引越しすることになったようです。

 社宅は平成21年9月頃までに壊されると聞いています。若松地区の中心に広大な空き地ができます。現在もNTT社宅の3分の1が空き地になっていますが、全部が空き地になると街の景観ががらりと変わります。

Dc122701  NTT社宅の敷地内には照明灯があります。防犯灯の意味を持たせているため、住宅の南側の芝生の中と駐車場に建っています。かなり明るいため、周りの道路にも光が届きます。

 心配なのは、社宅がなくなったとき照明灯もなくなるとすれば、道路から光がなくなってしまうことです。社宅の周りの道路には道路に街灯があります。ところがNTTの社宅の中の道路は、照明灯があるため街灯は設けられていないのです。

 街灯は住民と市が共同で設置し、電気料金も共同で負担しています。NTTがいなくなった後の空き地の利用者が決まっていれば、利用者と市とで街灯を設置することになると思いますが、決まっていない場合は街灯は設置されないのではないのでしょうか。そうなると道路から光がなくなってしまいます。

 NTTは若松の真ん中にあるため、周りの住民はNTTの中を通るDc122702道路を利用しています。暗くなると困るのは回りの住民です。治安も悪くなるのではないでしょうか。

 若松には3つの自治会があります。そのうち1つはNTTの自治会です。それ以外の2つの自治会が街灯問題を検討しているようですが、どんな解決策が出てくるか、住民は固唾を呑んで見守っています。

 今年はこのブログで終りになります。いつもご覧いただきありがとうございます。皆様よいお年をお迎えください。

 

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2008年12月21日 (日)

「鶴瓶の家族に乾杯」がふるさと伊予市にやってくる

 NHKテレビの「鶴瓶の家族に乾杯」のお正月スペシャル番組が、私のふるさと伊予市にやってきて、1月1日の夜7時20分から放送されます。

 ゲストは古田敦也元ヤクルト監督です。NHKの番組のお知らせで知り、驚いたり喜んだりです。

 伊予市は四国愛媛県の松山市の西に隣接する、人口4万人弱の小さな市です。産業は農業と漁業と水産加工業で、花かつおの製造では、ヤマキ、ヤマニ、マルトモなど全国規模の企業の本社、工場が集中しています。また、松山市のベッドタウンにもなっています。

 伊予市は平成の大合併に従い、2005年に中山町と双海町と合併しました。

 中山町は三大栗として知られる中山栗の産地、双海町は日本一夕日がきれいに見える町として有名です。

 「鶴瓶の家族に乾杯」はあまり見たことはありませんでしたが、インターネットフリー百科事典「ウィキペディア」で調べたところ、NHKの誇る長寿番組であることが分かりました。

 「鶴瓶の家族に乾杯」は1995年に笑福亭鶴瓶とさだまさしの「さだ&鶴瓶のぶっつけ本番ふたり旅」として始まりました。さだまさしとのコンビは3回目まで、その後は鶴瓶とゲストとのコンビになっています。1997年に現在の「鶴瓶の家族に乾杯」というタイトルになりました。

 番組は鶴瓶とゲストが日本(一部海外にも行っています)の市や町や村を訪ねて、土地の人びとと交流を図る番組です。鶴瓶やゲストのパーソナリティと即興に近い会話が人気の秘密になっているようです。

 訪れる場所は観光地や有名なところではありません。小さな村や町が取り上げられています。今まで151回放送されていますが、市が舞台になったのは53回です。2005年以後は市が増えていますが、合併によって市になった村や町が多いようです。

 愛媛県には過去4回訪れています。今回で5回目になりますが、どんな話題が飛び出すか、どんなパフォーマンスが見られるか楽しみです。

 時間のある方はぜひご覧ください。

 

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2008年12月17日 (水)

師走の手賀沼

Dc121701_2  師走の手賀沼を歩いてみました。

 週末のお天気のいい日には手賀沼公園の陽だまりに多くの人が集まっていました。

 手賀沼遊歩道にも結構紅葉が残っていました。この写真は12月初旬の紅葉です。12月中旬の今では葉っぱがかなり落ちてしまいました。

 Dc121702 渡り鳥の水鳥が手賀沼に帰ってきています。カモ類が最初に顔を見せ、ゆりかもめが最後に姿を現しました。

 手賀沼は秋になって田んぼに水を引く必要がなくなると、水害を防ぐため水位を下げます。そのため干潟が現れます。水鳥はその干潟に集まってきます。

 手賀沼沿いにある若松団地で、クリスマスのイルミネーションの飾り付けをしているお宅があります。そのうちのDc121703 1軒は手賀沼遊歩道に面しています。毎年きれいな飾り付けをするので有名です。

 写真はクリックすると鮮明になります。

Dc121704

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2008年12月12日 (金)

裁判員制度が動き出した

 平成21年5月21日にスタートする裁判員制度が動き出しました。

 平成20年11月に新聞のチラシの中に、内閣府政府広報室発行の「あしたのニッポン 裁判員制度のお知らせ」という政府広報が入っていました。

 そして来年の裁判員候補者名簿に登録されたことをお知らせする封書が11月末から送られ始めています。裁判員法では、個人の情報を公表することは禁じられていますが、本人がブログで顔写真や名前などを公表している人もいるようです。

 候補者は選挙権のある人から、裁判所ごとに毎年くじで選ばれます。裁判員になれない特定の事情がある人は、理由を申し出ることができます。辞退理由が認められれば候補者からはずされます。

 裁判員制度とは、国民の中から選ばれた裁判員が刑事裁判に参加する制度です。6人の裁判員と3人の裁判官が、一緒に刑事裁判に立会い、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑にするか話し合って決めます。

 裁判員が扱う事件は一定の重大な犯罪が対象になります。例えば、殺人、強盗致死傷、傷害致死、放火などです。

 数日前、ジョン・グリシャムの「最後の陪審員」という小説を読みました。アメリカのミシシッピ州のある小さな都市が小説の舞台、そこで発生した凶悪な殺人事件をめぐるストーリーです。

 ジョン・グリシャムは元弁護士、「評決のとき」「陪審評決」など,陪審制度を主題にしたリアルな小説を数多く書いているベストセラー作家です。

 アメリカの陪審員は原則12名、全員一致で有罪か無罪かを決めます。ミシシッピ州では、死刑の判決も全員一致です。

 有罪とされた殺人犯は、何人かの陪審員の反対で死刑は免れました。終身刑を言い渡されましたが、ミシシッピ州では終身刑は10年くらいで仮釈放が認められます。

 犯人は、法廷で陪審員に向かって「俺を有罪にして見やがれ、お前たちをひとり残らずしとめてやるからな」という言葉を残していました。犯人が釈放された後、陪審員が殺され始めます。ここから先はミステリーの結末なので書けませんが、大変面白い小説でした。

 日本の裁判員制度にジョン・グリシャムの小説を持ち出したのは唐突ですが、アメリカのように陪審員制度が裁判制度の根幹となっている国でさえ、いろいろ矛盾や問題があるようです。

 先日NHKテレビで、裁判員制度について視聴者が識者を交えて意見をたたかわせる番組を放送していました。検討外れの意見も多かったようですが、裁判員制度に反対する意見が多かったようです。

 裁判員制度はこれからのシステムです。最初から万全のシステムなどありません。いたずらに反対するのでなく、少しずつでも、よりよいシステムにするよう国民が守り立てていくべきと考えます。

 私は日本の裁判では凶悪事件の犯人に対して刑罰が軽すぎるように思います。幼い子供を無残に殺した犯人は死刑にすべきと思いますが、無期となることが多いように思います。NHKの番組でも、被害者や遺族の心情などについては全く言及されていませんでした。

  もし裁判員に選ばれて凶悪事件を担当することになったら、被害者や遺族のことも考え、犯人には当然の判決を考えたいと思います。

 

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2008年12月 4日 (木)

わが街からお店がなくなる

 私の住んでいる我孫子市若松地区の表通りからお店がなくなりつつあります。 

 若松地区の表通りは「手賀沼ふれあいライン」と名づけられて、市内を走る道路では国道6号線や国道16号線や県道船取線に次ぐ交通量の多い幹線道路です。

Dc120401  平成20年11月30日、すぐそばのエンドウ薬局が突然閉店しました。前日まで普通にお店を開いていたのですが、何の前触れもなく突然の閉店でした。

 道を隔てたお隣には竹内医院があります。エンドウ薬局は竹内医院の処方箋を受け付けてお薬を出す調剤薬局でした。閉店は事前に竹内医院にも知らされなかったそうです。

 数百メートルなれたところにマツモトキヨシが出来てから来店客が減っていました。その影響もあって営業不振で閉店したのではないかと思います。

Dc120403  竹内医院の薬や常備薬やトイレタリーの日用品を買う以外に、宅配便や宅配メールを出す時にも利用していたので、なくなって大変不便になりました。

 同じ11月30日にファミリーレストラン三崎港が閉店しました。こちらは親会社の意向で一括閉店のようです。

 前月にはラーメン店が閉店しました。また何年か前にはやはりすぐそばのセブンイレブンが閉店し、若松地区からコンビニエンスストアがなくなってしまいました。若松ではありませんが、道の向こう側にあったモスバーガーも引っ越していきました。

  いDc120404ま若松地区の表通りはシャッターを閉めている店が増えつつあります。若松地区の店の状態がどうなっているか、今朝歩いてみました。

 開いているお店23軒に対し、シャッターを閉めているお店が11軒でした。実に閉店率は32パーセントにもなります。ほとんどのお店のシャッターには「テナント募集」の張り紙がしてありましたが、次に入るお店はなかなか見つからないようです。

 車の通過が増えているのにお店が減るのは、この地区の人口が減っているのが大きな原因ではないかと思います。若松団地の住民は高齢化して60歳代から80歳代がほとんどです。その世代の子供たちは独立して出て行きました。いま若松では子供の姿はほとんど見かけません。

Dc120402  若松の真ん中を占めているNTTの272世帯を収容できる社宅は、10パーセントくらいしか住んでいません。道の向こう側にあった郵政公社の社宅も取り壊されました。

 駐車場のない個人商店はこの地区で商売するのはかなり厳しいような気がしてなりません。

 人も老いるが街も老いる、それを実感しています。

 写真はクリックすると鮮明になります。

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2008年12月 1日 (月)

やはり国民年金は税方式にすべき

 平成20年11月29日の読売新聞のトップに「社保事務所 年金改ざん「組織的」 調査委報告 153人関与認める」との見出しが大きく出ていました。

 桝添厚生労働省直属の調査委員会が、「社会保険事務所が、保険料滞納の事務処理過程で、組織的に改ざんに関与した」とする内容の報告書を公表したのです。

 厚生年金は保険料を事業主と被用者が半分ずつ払います。事業主の中には保険料負担を少なくするため、月収の記録(標準報酬月額)をわざと少なく報告をする事業主がいます。また保険料を払わない事業主もいます。

 保険料の徴収を行っている社会保険事務所は保険料の滞納を少なくし、徴収実績を高める必要があります。

 標準報酬月額を低くすれば保険料が安くなり、事業主の滞納も減ります。ここに事業主と社会保険事務所の利害が一致するわけです。

 社会保険事務所は

①職員が虚偽の書類を自ら作成した

②職員が事業主に虚偽の届出方法を教える

③不適正な訂正処理であることを認識しながら見逃す

 などの方法によって、改ざんに関与したのです。

 この被害を受けたのは、そのような事業主の下で働いていた社員です。年金の額が少なくなったり、もらえるはずの年金がもらえなくなったりしました。

 法律に従って年金を徴収しなけらばならない社会保険庁の職員が、進んで法律に違反する行為を促していたのです。

 そこには国民のためを思う心はなく、ただ自分の事務所のため、自分のために法律違反を助長していました。

 このような社会保険庁は解体するべきです。

 11年目を迎えている「手賀沼通信」では、今までに年金問題を6回ほど書いています。平成11年2月に出した第11号や、平成16年9月の第78号では、国民年金(厚生年金の基礎年金)は全額税負担にするほうがよいと書きました。国民年金の保険料の未納問題はなくなります。

 厚生年金の報酬比例部分の保険料の徴収は残りますが、皆で知恵を出し合い、社会保険庁以外の機関を設けて管理すればいいのです。

 少子化が急速に進んでいる現在、少なくなっている現役世代の保険料負担を軽減して、消費税の税率を上げて消費税を国民年金の財源にすべきです。その方が国民全員が公平に負担することになります。

 今の政治家は選挙を視野に入れて政局に明け暮れています。政策はそっちのけ、日本の将来は見えてきません。

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