わが街からお店がなくなる
私の住んでいる我孫子市若松地区の表通りからお店がなくなりつつあります。
若松地区の表通りは「手賀沼ふれあいライン」と名づけられて、市内を走る道路では国道6号線や国道16号線や県道船取線に次ぐ交通量の多い幹線道路です。
平成20年11月30日、すぐそばのエンドウ薬局が突然閉店しました。前日まで普通にお店を開いていたのですが、何の前触れもなく突然の閉店でした。
道を隔てたお隣には竹内医院があります。エンドウ薬局は竹内医院の処方箋を受け付けてお薬を出す調剤薬局でした。閉店は事前に竹内医院にも知らされなかったそうです。
数百メートルなれたところにマツモトキヨシが出来てから来店客が減っていました。その影響もあって営業不振で閉店したのではないかと思います。
竹内医院の薬や常備薬やトイレタリーの日用品を買う以外に、宅配便や宅配メールを出す時にも利用していたので、なくなって大変不便になりました。
同じ11月30日にファミリーレストラン三崎港が閉店しました。こちらは親会社の意向で一括閉店のようです。
前月にはラーメン店が閉店しました。また何年か前にはやはりすぐそばのセブンイレブンが閉店し、若松地区からコンビニエンスストアがなくなってしまいました。若松ではありませんが、道の向こう側にあったモスバーガーも引っ越していきました。
いま若松地区の表通りはシャッターを閉めている店が増えつつあります。若松地区の店の状態がどうなっているか、今朝歩いてみました。
開いているお店23軒に対し、シャッターを閉めているお店が11軒でした。実に閉店率は32パーセントにもなります。ほとんどのお店のシャッターには「テナント募集」の張り紙がしてありましたが、次に入るお店はなかなか見つからないようです。
車の通過が増えているのにお店が減るのは、この地区の人口が減っているのが大きな原因ではないかと思います。若松団地の住民は高齢化して60歳代から80歳代がほとんどです。その世代の子供たちは独立して出て行きました。いま若松では子供の姿はほとんど見かけません。
若松の真ん中を占めているNTTの272世帯を収容できる社宅は、10パーセントくらいしか住んでいません。道の向こう側にあった郵政公社の社宅も取り壊されました。
駐車場のない個人商店はこの地区で商売するのはかなり厳しいような気がしてなりません。
人も老いるが街も老いる、それを実感しています。
写真はクリックすると鮮明になります。
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