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2008年12月12日 (金)

裁判員制度が動き出した

 平成21年5月21日にスタートする裁判員制度が動き出しました。

 平成20年11月に新聞のチラシの中に、内閣府政府広報室発行の「あしたのニッポン 裁判員制度のお知らせ」という政府広報が入っていました。

 そして来年の裁判員候補者名簿に登録されたことをお知らせする封書が11月末から送られ始めています。裁判員法では、個人の情報を公表することは禁じられていますが、本人がブログで顔写真や名前などを公表している人もいるようです。

 候補者は選挙権のある人から、裁判所ごとに毎年くじで選ばれます。裁判員になれない特定の事情がある人は、理由を申し出ることができます。辞退理由が認められれば候補者からはずされます。

 裁判員制度とは、国民の中から選ばれた裁判員が刑事裁判に参加する制度です。6人の裁判員と3人の裁判官が、一緒に刑事裁判に立会い、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑にするか話し合って決めます。

 裁判員が扱う事件は一定の重大な犯罪が対象になります。例えば、殺人、強盗致死傷、傷害致死、放火などです。

 数日前、ジョン・グリシャムの「最後の陪審員」という小説を読みました。アメリカのミシシッピ州のある小さな都市が小説の舞台、そこで発生した凶悪な殺人事件をめぐるストーリーです。

 ジョン・グリシャムは元弁護士、「評決のとき」「陪審評決」など,陪審制度を主題にしたリアルな小説を数多く書いているベストセラー作家です。

 アメリカの陪審員は原則12名、全員一致で有罪か無罪かを決めます。ミシシッピ州では、死刑の判決も全員一致です。

 有罪とされた殺人犯は、何人かの陪審員の反対で死刑は免れました。終身刑を言い渡されましたが、ミシシッピ州では終身刑は10年くらいで仮釈放が認められます。

 犯人は、法廷で陪審員に向かって「俺を有罪にして見やがれ、お前たちをひとり残らずしとめてやるからな」という言葉を残していました。犯人が釈放された後、陪審員が殺され始めます。ここから先はミステリーの結末なので書けませんが、大変面白い小説でした。

 日本の裁判員制度にジョン・グリシャムの小説を持ち出したのは唐突ですが、アメリカのように陪審員制度が裁判制度の根幹となっている国でさえ、いろいろ矛盾や問題があるようです。

 先日NHKテレビで、裁判員制度について視聴者が識者を交えて意見をたたかわせる番組を放送していました。検討外れの意見も多かったようですが、裁判員制度に反対する意見が多かったようです。

 裁判員制度はこれからのシステムです。最初から万全のシステムなどありません。いたずらに反対するのでなく、少しずつでも、よりよいシステムにするよう国民が守り立てていくべきと考えます。

 私は日本の裁判では凶悪事件の犯人に対して刑罰が軽すぎるように思います。幼い子供を無残に殺した犯人は死刑にすべきと思いますが、無期となることが多いように思います。NHKの番組でも、被害者や遺族の心情などについては全く言及されていませんでした。

  もし裁判員に選ばれて凶悪事件を担当することになったら、被害者や遺族のことも考え、犯人には当然の判決を考えたいと思います。

 

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