浜美枝さんの講演会
平成21年1月23日我孫子市のふれあいホールで女優の浜美枝さんによる講演会が開催されました。
この講演会は白樺文学館開館8周年記念講演会(第85回面白倶楽部講演会)で、タイトルは「民藝と私-柳宗悦と淺川兄弟」、主催は白樺文学館と我孫子市教育委員会、参加費は白樺文学館入館券付で1000円(前売り800円)でした。
会場は500人ほどの人でほぼ満員、中高年の女性が大半でした。
浜美枝さんは昭和18年生まれの65歳、10代で女優としてデビューし、24歳の時に「007は2度死ぬ」のボンドガールとして一躍有名になりました。その後はラジオやテレビの司会やレポーターとしても大活躍しています。
浜さんのお話は10代の頃に柳宗悦の本と出合った時のことから始まりました。やさしく、親しみやすい、率直な話し振りで聞き手を引き付けます。柳宗悦その人と直接は会う機会はなかったものの、浜さんの先生、松本市の木工家、池田三四郎を通して柳宗悦の人となりや、考え方を教わったそうです。いわば柳宗悦の孫弟子といった感じでしょう。(柳宗悦は我孫子で志賀直哉やバーナードリーチなど白樺派とともに芸術活動を続けました)
浜さんはいま箱根に住んでいますが、50年近く民藝を追っかけ、全国を旅しています。特に日本古来の壺や手仕事や農に関心が深く、沖縄の読谷山花織の与那嶺さださんや韓国での浅川兄弟の活動についても興味深く話してくれました。
講演中の写真撮影は禁止でしたので、講演前の写真を載せました。写真はクリックすると鮮明になります。
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