昭和の日本に思いをはせる大人の旅
平成21年3月13日、クラブツーリズムの「昭和の日本に思いをはせる大人の旅」という大げさなタイトルの日帰りバスハイクに妻と参加しました。
行ったのは旧白洲邸の「武相荘」、帝国ホテルのバイキングの昼食、政治の中心・国会議事堂、昭和のシンボル・東京タワーでした。一人13500円の参加費です。参加者は全員高齢者、39名のうち男性が6~7名という、いつもとかわりない集団です。
妻と二人の日帰りバスハイクは、最近では最寄り駅の我孫子駅前から出発する行程のものしか参加しないことにしています。2人ともものぐさになった証拠でしょう。
「武相荘」は「ぶあいそう」と読みます。小田急線の鶴川駅から徒歩15分のところにあります。武蔵の国と相模の国との国ざかいです。白洲次郎は彼一流のひと捻りしたいという気持ちで無愛想をかけて「ぶあいそう」と名づけたようです。
「武相荘」は、おそらく白洲次郎・正子夫妻が引っ越した昭和18年のころは何もないところだったでしょうが、今は近代的な家々が立ち並ぶ立派な住宅地の真ん中にありました。
まず時代を経た門と側に置いてある郵便と新聞受けの石臼が目を引きました。住まいは大きな茅葺の屋根の平屋建てです。そのなかが記念館となっており、夫妻が使っていた家財道具や蔵書や収集した美術品などが展示されていました。
3月になってNHKで白洲次郎と正子を主人公とするドラマが放送されました。そのせいもあってちょっとしたブームになっており、大勢の観光客が訪れていました。
国会議事堂は松山南高校の修学旅行で行った記憶があります。約54年ぶりです。今回はそのときになかった入場に際しての空港並みの手荷物検査がありました。
誰もいない衆議院議院本会議場の傍聴席に座って、テープの解説を聞きました。議場の厳かな感じと、そこで繰り広げられているお粗末な国会議員のやりとりを考えると、なんともそぐわない感じでやり切れなさを感じました。
東京タワーは長女が小学5、6年生のころ、仙台からやってきた長女の友達を案内して以来、約30年ぶりでした。当時は地上約150メートルの大展望台は東京の最も高い展望台だったと思いますが、今では見渡すともっと高いビル林立しています。六本木ヒルズや登頂の展望台ははるか上です。大展望台より100メートル上の特別展望台に登ってやっと東京を見下ろせることとなりました。
文字通り「昭和の日本に思いをはせる」楽しいバスハイクでした。
写真はクリックすると鮮明に見えます。
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