歌舞伎教室を楽しむ
平成21年6月3日、柏市の高齢者の会のあけぼの会で国立劇場の歌舞伎教室に行ってきました。
歌舞伎教室は国立劇場が主催し、文化庁や全国の教育委員会などが後援する歌舞伎の教室で、観客はほとんど高校生、今回で75回目になります。私たちの団体は会長の献身的な努力でチケットを確保しています。
劇場内の「向日葵」で幕の内弁当をいただいたあと、劇場に入りました。
今回の出し物は市川猿之助一座による「華果西遊記」の3幕でした。演出は市川猿之助、猿之助は出ませんでしたが、出演は、市川右近、市川猿也、市川弘太郎、市川春猿、市川笑三郎、市川笑也、などの猿之助の門下生です。
歌舞伎教室のため、最初40分くらい歌舞伎についての解説があります。女形の市川笑三郎と市川春猿が、歌舞伎の、「歌」(音楽)、「舞」(踊り)、「伎」(演技)について、楽器や小道具などを使って、演技を交えながら、分かりやすく解説してくれました。
そのあとは「華果西遊記」3幕1時間の鑑賞です。「西遊記」はおなじみの中国の物語、マンガやテレビで皆さんよくご存知のお話です。私の場合は最初の出会いは紙芝居でした。
中吊りなどで有名なダイナミックな市川歌舞伎です。今回も孫悟空、猪八戒、沙悟浄の棒術、孫悟空と大勢の蜘蛛の精との戦い、変身した女王の蜘蛛の糸の投げ技など動きの速い場面がふんだんにありました。
大変面白い楽しいお芝居でした。なじみのあるストーリーのうえ、解説があったのでよく分かりました。
皆さん大満足の歌舞伎教室でした。
写真はクリックすると大きくなります。なお開演中の舞台の写真は撮影禁止です。
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