« 時之栖に行ってきた | トップページ | 我孫子市民カレッジが終わった »

2009年12月11日 (金)

しっかりしろ鳩山首相

 手賀沼通信ブログではあまり政治の話は取り上げないのですが、今回は黙っていられないので書くことにしました。

 鳩山政権が迷走しています。私の民主党政権に対する期待が大きいだけに、いまのドタバタがやりきれないのです。

 衆議院議員選挙で国民の絶対的な支持を得て民主党内閣が誕生しました。ところがここに来てにわかに日本の前途が心配になってきました。

 私の独断と偏見で言えば今の状態になったのは2つの理由があります。1つは連立政権、もう1つはマニフェストです。

 衆議院では民主党だけで過半数を取っていますが、参議院では単独過半数ではありません。民社党と国民新党の議員を加えてやっと過半数になります。

 自民党政権のときは参議院で野党が過半数を占めるいわゆるねじれ国会でした。自民党は法案を通すのに大変な苦労をしました。民主党は逆の立場になってねじれ国会になることを嫌ったのです。民主党は国民の立場になって考えることより、民社党や国民新党に配慮しなければならなくなったのです。

 普天間基地移転については、国外に移転するよう強行に主張する社民党に振り回されています。

 国民新党は危機的な財政赤字にもかかわらず景気対策のためにいっそうの歳出をごり押ししています。

 ねじれ国会を覚悟して連立政権なぞにしなければこんなに混乱することはなかったでしょう。来年の参議院選挙まで待っていればおそらく単独過半数は取れたことと思います。

 マニフェストは選挙に勝つため大向こうをねらってあまり深く考えないで作ったところもあると思います。そのマニフェストにしばられ、無理を重ねています。

 こども手当てや高速道路無料化やガソリンなどの暫定税率の廃止などのため、科学技術の進歩に必要な財源をカットしたり、扶養控除を廃止したり、税収を上回る国債を発行しようとしています。

 君子豹変という言葉があります。真に国民のことを考えるなら、今何が必要な政策かを真剣に考える時ではないでしょうか。マニフェストで約束したことが、政策のバランスを考えた時必ずしも適当でないと判断したなら、十分国民に説明したうえでいさぎよく修正すれば、国民も納得すると思います。

 鳩山政権は馬鹿の一つ覚えのようにマニフェストを振りかざしています。

 母親からお金をもらっていたのを慌てて申告したり、夫人と外国でパフォーマンスをしたりでひんしゅくを買っています。国と国民のことをもっと真剣に考えてほしいものです。

 「しっかりしろ鳩山首相」と声を大にして言いましょう。

 

| |

« 時之栖に行ってきた | トップページ | 我孫子市民カレッジが終わった »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 時之栖に行ってきた | トップページ | 我孫子市民カレッジが終わった »