プロ野球交流戦が終わった
平成22年5月12日に始まったプロ野球交流戦が昨日6月16日に終わりました。
今年は大変興味深い結果が出ました。パリーグが81勝59敗4分けで圧勝したのです。
1 オリックス 16勝8敗
2 西武 14勝10敗
3 ソフトバンク 13勝10敗1分け
3 ロッテ 13勝10敗1分け
3 楽天 13勝10敗1分け
6 日本ハム 12勝11敗1分け
7 巨人 12勝12敗
8 阪神 11勝12敗1分け
9 中日 11勝13敗
10 広島 10勝12敗2分け
11 ヤクルト 9勝14敗1分け
12 横浜 6勝18敗
上位6チームはすべて勝ち越しのパリーグの球団、セリーグは巨人が5分の成績を残しただけで、他チームはすべて負け越し。パリーグが交流戦6年連続で優勝チームを独占しました。オリックスは優勝賞金5千万円を獲得しました。
交流戦が始まった2005年以後の日本シリーズはパリーグが3勝2敗なのでそんなに差がありませんが、交流戦にパリーグが強いのは何か理由があるはずです。
私の独断と偏見ですが、パリーグは次の点でセリーグより勝っているのがその理由でしょう。
①いい選手が多い
交流戦の打撃成績ベストテンのうち8人をパリーグの選手が占めています。また交流戦投手防御率ベストテンのうち6人がパリーグの選手です。昨年のWBCで活躍したピッチャーはパリーグの選手でした。なぜかパリーグのほうがいい選手をそろえています。
②ハングリー精神と勝ちたい意欲
パリーグは2004年、5球団になるか、セリーグに吸収されるかという存亡の危機に瀕しました。それ以後も入場者数やマスコミへの露出度などでセリーグに差をつけられています。そのことからセリーグには負けたくないという気持ちが強いのではないかと思います。
③指名打者制
パリーグはアメリカのアメリカンリーグと同じように指名打者制をとっています。ピッチャーが打席に立たないため、好機でピンチヒッターに替えられることがありません。投手の完投能力がつくことになります。
交流戦の結果でリーグ内での順位にそれほどの差はつきませんでした。今後はリーグ内での優勝とプレーオフに参加できる3位争いに興味が移っていきます。
今はワールドカップサッカーが話題をさらっていますが、熱い夏にはまた野球が戻ってくることでしょう。楽しみです。
| 固定リンク
コメント