参議院議員選挙で民主党大敗
平成22年7月11日の参議院議員選挙で与党民主党が大敗しました。
民主党は改選議員数54を大幅に下回る44名しか当選できませんでした。そのため非改選議員を合わせた参議院議員数は過半数に達しないことになりました。ねじれ国会がまたやってきたのです。
民主党の国会運営はかなり厳しいことになりました。
党派別当選者数です。
当選数 改選数 非改選数 新勢力
・民主 44 54 62 106
・自民 51 38 33 84
・みんな 10 0 1 11
・公明 9 11 10 19
・共産 3 4 3 6
・社民 2 3 2 4
・たち日本 1 1 2 3
・改革 1 5 1 2
・国民 0 3 3 3
・諸派 0 0 1 1
・無所属 0 1 3 3
合計 121 120 120 242
私の独断では民主党の敗北の原因は、鳩山首相と小沢幹事長のカネの疑惑と鳩山政権の普天間基地の迷走と子供手当てや高速道路無料化などのバラマキだと思います。消費税については自民党が明確に引き上げを打ち出しているので引き上げそのものはそれほど問題ではないと思いますが、菅首相の取り上げ方が野党からの攻撃の的になったのでしょう。
今後日本の政治はどうなるのでしょうか。
ねじれ国会では、衆議院で可決された法案が参議院で否決されるおそれがあります。その際には再度衆議院で3分の2以上の賛成で可決されますが、今の与党は3分の2以上の勢力はありません。
12日の新聞各社の社説のタイトルです。
・読売新聞 「参院選民主党敗北 バラマキと迷走に厳しい審判」
・朝日新聞 「参院選 民主敗北-2大政党にさらなる責任」
・日経新聞 「民主党は敗北反省し政策実現の道探れ」
もう足の引っ張りあいは結構、与党、野党とも日本再生に向けて実りある議論をつくしてほしいと思います。
中国や韓国は問題はあるものの、強い国家を目指して着実に実績を積んでいます。「政治家よ目を覚ませ」と声を大にして言いたいですね。
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