アルプス旅行-4
アルプス旅行の続きです。旅行5日目の21日(水)は晴れのち一時雷雨の天気。
ベルナー・オーバーラントに聳えるアイガー、メンヒ、ユングフラウを眺める1日です。
8時30分ホテルを出発、9時10分ウェンゲン発の電車でクライネシャイデックまで行き、別の電車に乗り換えました。クライネシャイデック駅のホームから、壮大な3山の勇姿が拝めました。なおこの駅の近くには新田次郎の記念碑があります。
途中アイガーバントとアイスミールの駅で5分ずつ停車、それぞれ眺望が楽しめました。アイガーバントはアイガーの壁をくりぬいた駅です。
10時ころユングフラウヨッホ駅に到着しました。駅からは全員そろってアイスパレス(氷の洞窟)とプラトーテラスに向かいました。
アイスパレスは氷河をくりぬいて作られた洞窟の宮殿で、なかの気温は零度、氷の廊下は慎重に歩かないと滑りそうになります。氷の彫刻があったり、氷の額縁で写真をとるスポットがあったり、幻想的な雰囲気でした。
外のプラトーテラスからはほぼ360度の眺望がきくはずでしたが、雲や霧がかかっていて下界はほとんど見えませんでした。雲や霧の間からユングフラウがかすかに顔を出しました。
スフィンクス展望台に行きたかったのですが、時間がなくあきらめました。行った人の話ではやはりあまり眺望はよくなかったようです。
世界遺産のアレッチ氷河を上から眺めることもできませんでした。
11時30分ユウグフラウヨッホ駅を出発、同じ登山電車で、いくら眺めても見飽きない3山の眺めを楽しみながら、来た道を引き返しました。ユングフラウの山頂付近は雲の中、展望台からユングフラウが見えなかったのが理解できました。
3つの電車を乗り継いでインターラーケン・オスト駅に到着、日差しの強い中、インターラーケンの街を20分ほど歩いてレストランに行きました。昼食はチーズフォンデューでした。
インターラーケンはベルナー・オーバーラント観光の基地となっている大きな街です。午後は自由時間だったので、お土産にスイス時計の買物をして、市内の中心にあるメトロポールホテル14階のラウンジでユングフラウを眺めながら休憩しました。待っていたようにタイミングよく雷雨がやってきたので濡れずにすみました。
レストランで夕食にチキン料理をいただき、ウェンゲンのホテルに戻りました。
旅行6日目の22日(木)は曇り時々雨の天気、観光と移動の日です。
8時15分ホテルを出発、電車でラウターブルンネンまで行き、そこからいつものバスに乗りました。
まずスイスの首都ベルンを訪れ、バラ公園、熊公園、旧市街を観光しました。
バラ公園からみるアーレ川に囲まれたベルンの旧市街の眺めが見事でした。旧市街は世界遺産に登録されています。
そのあとレマン湖のほとりモントルーへ向いました。
スイスは九州くらいの広さの国土に約740万人が住んでいます。公用語は使う人の多い順にドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語です。
看板の文字がベルンではドイツ語でしたが、モントルーに近づくにつれすっかりフランス語に変わりました。
昼食はレマン湖畔のシヨン城近くのレストランで魚料理をいただきました。シヨン城の周りを散策したあと、世界遺産のラボー地区へ向かいました。そしてここではブドウ畑を散策しました。
ラボー地区はレマン湖を望む急峻な傾斜地に、一面にブドウ畑が広がり、世界遺産に登録されています。
スイスのワインはとてもおいしいのですが、生産量が限られているため、ほとんど国内で消費され、あまり輸出されていません。日本国内でもスイスワインには余りお目にかかったことがありません。今回の旅行ではスイスのワインとビールを思い切りいただきました。
その後フランスとの国境を越え、モンブランのシャモニーに入りました。ホテルは、ル プリウレです。
スイスのウェンゲンはガソリン車乗り入れ禁止でしたが、フランスのシャモニーは車の街です。ホテルの窓からは道の中央に駐車している車の列が見えました。
ウェンゲンのホテルはバスタブがありませんでしたが、ここにはバスタブがあり、お湯の温度が下がることはありませんでした。
夕食はレストランでビーフ料理をいただきました。ワインも一緒だったことは言うまでもありません。
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