佐倉の歴史を探るバスハイク
平成22年9月7日、あけぼの会のバスハイクで佐倉に行ってきました。
あけぼの会はこのブログに何度も登場している柏の高齢者の会です。柏市の市バスを利用しての恒例のバスハイクでした。
当日も暑さが続いていました。朝8時20分に柏を出発、1時間ほどで佐倉市の国立歴史民族博物館(通称歴博)に到着しました。
歴博は今年の3月から新たに第6展示室で、「現代」が展示されるようになりました。これで縄文時代から現代までの、文字通り日本の歴史が展示されることになりました。
「現代」は日清戦争のころから、太平洋戦争後の生々しい記録が展示されていました。大変見ごたえのある展示でした。自分の小さいころのことを思い出し、大変懐かしく感じました。
つづいて、第6展示室開室記念特集展示「アメリカに渡った日本人と戦争の時代」と、人間文化研究機構連携展示「アジアの境界を越えて」を見学しました。大変興味深い展示でした。
常設展示をちょっとだけ見たあと、歴博内のレストランで昼食を取り、次のコースに向かいました。
歴博前での全員の記念写真です。
そのあとは佐倉市の3ヶ所の歴史的建造物をまわりました。いずれも佐倉市の教育委員会によって管理されています。有料の共通入館券を購入、2人のボランティアガイドが案内してくれました。
最初に行ったのは「武家屋敷」です。佐倉城址公園の近くに、3軒の武家屋敷が保存され公開されていました。
今までに見た知覧や角館や萩などの武家屋敷に比べると規模は小さいですが、じっくり見ることが出来ました。観光客が少ないせいもあるのでしょう。
「旧堀田邸」は最後の佐倉藩主堀田正倫の邸宅です。国の重要文化財になっています。正倫の父親は幕末に徳川幕府の老中を務めた堀田正睦です。
写真は旧堀田邸の玄関です。
最後に行ったのは「佐倉順天堂記念館」でした。「順天堂」は幕末の蘭医・佐藤泰然が蘭医塾兼外科の診療所として創設したものです。その後の順天堂大学創立につながっています。
記念館には当時の資料や治療に使われた医療器具など貴重な品々が展示されていました。珍しかったのは当時の医療費が額に掲示されていたことでした。
暑さとボランティアガイドの熱心な説明を集中して聞くのにややくたびれましたが、内容の濃い有意義なバスハイクでした。
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