ジャイアンツの敗因を考えてみた
ちょっとタイミングがずれましたが、今年のジャイアンツの敗因を考えてみました。
平成22年10月25日から27日までの読売新聞に今年のジャイアンツの総括が出ていました。
『25日:勝負弱さ 包囲網破れず
原監督「同じ投手、同じチームにやられた印象」。名古屋ドームでは9連敗を含む2勝10敗。クライマックスシリーズでも1勝しかできなかった。昨年無かった同一カード3連敗が5度。
26日:先発投手陣 次々と脱落
昨年34勝をあげたゴンザレス、グライジンガー、オビスポの外国人投手陣が今年は7勝しかあげられなかった。
27日:2番と5番 途切れた打線』
とありました。
私は今年のジャイアンツは「おごりと油断とコンプレックス」で敗れたと見ています。
ジャイアンツは開幕から快調で、中日には最大8ゲームの差をつけていました。そこに「今年も優勝間違いなし」というおごりが生じたのだと思います。
5月に始まった交流戦ではジャイアンツは12勝12敗、中日は11勝13敗、阪神は11勝12敗1引き分けでした。6月末には2位に最大5ゲームの差をつけていました。ここで油断したのです。7月と8月は連続負け越しでした。
最後はコンプレックスです。名古屋ドームでの9連敗が示すように蛇ににらまれたカエル。中日には結局9勝15敗となりました。最終成績は中日とは1ゲーム差です。中日と対等に戦っていれば、ジャイアンツは問題なく優勝でした。
おごりと油断とコンプレックスが個人の成績にもうかがえます。
打撃成績ベスト5に、中日2人、阪神2人に対してジャイアンツはゼロです。ベスト10に小笠原がやっと9位に入っているだけです。
ホームランはジャイアンツが圧倒的に多かったのですが、打線のつながりに欠けていたのです。
投手成績では、防御率ベスト10に中日が2人に対してジャイアンツは東野が5位に入っているだけです。
来年はもっと練習してこの欠点を克服してほしいです。
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