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2011年1月15日 (土)

「武士の家計簿」と「最後の忠臣蔵」を見た

 今話題になっている映画2本をMOVIX柏の葉で見てきました。

 平成22年12月に「武士の家計簿」を、平成23年1月に「最後の忠臣蔵」を見ました。

 「武士の家計簿」は磯田道史茨城大学准教授の「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」を森田芳光監督が映画化したものです。武士の表看板の刀で生きるのではなく、そろばんで生きる武士の生活を描いています。

 幕末といえば殺し合いのシーンがつきものですが、その場面はまったくなく、ホームドラマのような時代劇になっていました。

 父親の莫大な借金を返し日常生活での無駄な出費を省くため、生活を切り詰めぜいたく品を売り払って、家計を立て直していくストーリーは、日本の財政が破綻した場合の国民の姿を示しているように思えてなりませんでした。

 主人公夫婦を堺雅人、仲間由紀恵が演じ、両親を中村雅俊、松坂慶子が演じています。

 見終わってさわやかな感じのする映画でした。

 「最後の忠臣蔵」は池宮彰一郎の同名の原作を杉田成道監督が映画化しました。

 忠臣蔵というと通常討ち入りは最後のほうですが、この映画は忠臣蔵の討ち入りから始まります。討ち入った四十七士の中で、その顛末を報告するために死ぬことを許されなかった寺坂吉右衛門と、討ち入りの前に姿を隠し、大石内蔵助の隠し子を育てることに命を懸けた瀬尾孫左衛門と内蔵助の娘の可音の16年間の物語です。

 武士の定めがモチーフになっています。

 役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみが瀬尾孫左衛門、寺坂吉右衛門、可音を演じていました。それぞれ好演でした。

 「武士の家計簿」と違ってちょっと重たい映画でしたが、見ごたえのある映画でした。

 最近は外国映画が内容よりも、ハイテク技術を使ったアクションや道具立てやスピードなどで見世物として作られているのに対して、日本映画はストーリーや情感などに重きを置き、人の心をつかみ内容で勝負するものが多いように思います。

 以前は日本映画はあまり見ず、外国映画ばかり見ていましたが、最近は逆になりました。外国映画はBS放送で古い映画を見て、日本映画は映画館で新しい映画を見るようになっています。

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