今こそサマータイムを実施すべきだ
福島原発をはじめ東日本大震災の被害で東京電力や東北電力の供給能力が減り、この夏には電力不足が危機的になると予想されています。
東京電力はこの夏には大規模な計画停電を実施せざるを得ないと主張しています。
日本経団連は平成23年3月31日、震災復興特別委員会でこの夏に向け、業界や企業に自主的な節電計画を4月中に作るよう求めました。たとえば2週間の夏季休暇、週休3日制、工場に休業日をずらす輪番制、オフィスの冷房時間の短縮などです。
私は2007年5月21日のブログに、「日本でもサマータイムを実施しよう」と書いたことがあります。
再度声を大にして言います。電力節約のため今こそサマータイムを実施する時だと。
欧米各国は、3月の最終日曜から10月の最終土曜日まで時計を1時間進めるサマータイムを実施しています。サマータイムはデイライトセービングタイムともいわれ、その効果は
・省エネにつながる。
・地球温暖化が防げる。
・余暇時間が増え、経済が活性化する。
・交通事故や犯罪の発生が少なくなる。
といわれています。
今こそ省エネの時期です。政府が強力なリーダーシップを発揮してぜひサマータイムを導入し、消費電力を下げるよう努力してほしいと思います。
千葉市の日の入りと日の出の時間を調べてみました。
・3月27日(今年の3月最終日曜)
日の出 5時34分 午前の日照時間 6時間26分
日の入り 17時57分 午後の日照時間 5時間57分
・6月22日(夏至)
日の出 4時25分 午前の日照時間 7時間35分
日の入り 18時59分 午後の日照時間 6時間59分
・10月29日(今年の10月最終土曜)
日の出 5時59分 午前の日照時間 6時間1分
日の入り 16時48分 午後の日照時間 4時間48分
つまり関東の人間は朝の明るい時に寝ている時間が多く、せっかくの明るさを無駄にしているのです。暑くなってから起きるため、冷房の電力も多く必要になります。
この理由は日本時間が兵庫県明石市あたりの経度を基準にしているためです。地震の被害を受けた東北や関東はサマータイムの恩恵を十二分に受けることができます。
時計を1時間早めるサマータイムは電力節約の切り札です。ぜひ実施すべきでしょう。
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