英語は学びやすい-その2
5月18日のブログの続編です。
前回はアルファベットについて書きましたが、今日は英語がイタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語に比べて学びやすいということを動詞について考えてみましょう。
この5カ国の動詞は、いずれも人称と時制によって変化します。
英語ではbe動詞を除くと、人称変化は現在形で3人称単数にsまたはesをつけるだけです。過去形では人称変化はありません。時制の変化は人称に関係なく、現在、過去、過去分詞の3種類です。
ところが他の4カ国語は人称や時制でそれぞれ変化します。
例として英語のhaveに相当する単語でみてみましょう。時制は現在です。
ドイツ語 イタリア語
(haben) (avere)
・1人称単数 habe ho
・2人称単数 hast hai
・3人称単数 hat ha
・1人称複数 haben abbiamo
・2人称複数 habt avete
・3人称複数 haben hanno
スペイン語 フランス語
(tener) (avoir)
・1人称単数 tengo ai
・2人称単数 tienes as
・3人称単数 tiene a
・1人称複数 tenemos avons
・2人称複数 teneis avez
・3人称複数 tienen ont
現在時制だけでこれだけ複雑です。この例を見ても英語はシンプルということが分かります。そのうえラテン語系3カ国語は、過去形、未来形も人称変化をします。
英語の表現方法は直接法だけですが、ラテン語系には接続法という表現方法があり、フランス語とイタリア語には条件法があります。
私が学んでいるNHKラジオ講座入門編では、接続法や条件法についてはあまり触れません。そのため接続法や条件法についてはほとんど知らないといえます。
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