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2011年5月18日 (水)

英語は学びやすい-その1

 私はNHKラジオ講座で、中国語、イタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語を学んでいます。

 「まいにち××語」という講座で、いずれも入門編、初級編ですが、中国語とイタリア語は応用編も聞いています。

 最初は中国語だけだったのですが、海外旅行でいろいろな言葉に触れるにつれラジオ講座の種類が広がりました。いつまでたっても入門編を聞いているのは、74歳にもなって理解力と記憶力が衰え、覚えるより忘れるほうが多いからです。それでも朝のひと時を楽しんでいます。

 言葉はその国の文化を表わしています。言葉を学ぶことによって世界が広がります。新しい発見があります。

 その発見の一つが、イタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語に比べて英語は易しい、学びやすいということを知ったことです。なお中国語は比較の対象から外します。言語体系が全く違うからです。

 ラジオ講座の学習から感じた英語の学びやすさを、いろいろな角度からまとめてみました。何回かに分けて実証してみましょう。

 上記4カ国語と英語はいずれもヨーロッパで生まれました。英語とドイツ語はインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派西ゲルマン語群に属します。一方、イタリア語、スペイン語、フランス語は、いずれも俗ラテン語から生まれた言葉で、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派に属しています。

 英語はドイツ語と兄弟のようなものです。またイタリア語、スペイン語、フランス語も兄弟のようなものです。それぞれ兄弟間では単語や発音や文の構成などよく似た点がいっぱいあります。

 ところが英語はほかの4カ国語と比べるとシンプルでやさしいのです。

 まずはアルファベットから始めましょう。(ちなみにアルファベットという発音は英語のもので他の言語は違う発音です)

 英語はご存知のようにAからZまでの26文字、単語はその26文字を使って作られます。

 イタリア語のアルファベトは21文字、J,K,X,W,Yの5文字は外来語の表記だけに使われます。単語はアルファベト26文字と発音記号’を使って作られます。

 スペイン語のアルファベトは26文字とNの上に~の付いた文字(エニェ)の27文字です。単語は27文字とイタリア語とおなじ発音記号‘を使って作られます。

 フランス語のアルファベは英語とおなじ26文字ですが、5種類のつづり字記号があり、単語はそれを使って作られます。

 ドイツ語のアルファベットは26文字と、A,O,Uの上に¨の付いた3文字とエスツェットの1文字の合計30文字からなっています。

 いずれも英語と比べると程度の差はありますが複雑になっています。この影響はインプットするキーボードと印刷文字に出てきます。

 ちなみにWINDOWSでは、私たちが使っているキーボードを各国の言語に合わせて使い分けができるようになっています。

 

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