平泉と小笠原諸島が世界遺産に
平成23年5月7日、岩手県平泉町の中尊寺などの「平泉」が世界文化遺産に、東京都小笠原村の「小笠原諸島」が世界自然遺産に登録されることが決まりました。ユネスコの諮問機関が世界遺産登録を勧告したのです。正式には6月下旬パリのユネスコ本部で開かれる世界遺産委員会で決定されます。
これで日本は4つの自然遺産と12の文化遺産、合計16の世界遺産を持つことになりました。
登録順に並べると次のようになります。
1993年
1 法隆寺地域の仏教建造物
2 姫路城
3 屋久島(自然遺産)
4 白神山地(自然遺産)
1994年
5 古都京都の文化財
1995年
6 白川郷・五箇山の合掌造り集落
1996年
7 原爆ドーム
8 厳島神社
1998年
9 古都奈良の文化財
1999年
10 日光の社寺
2000年
11 琉球王国のグスク及び関連遺跡群
2004年
12 紀伊山地の霊場と参詣道
2005年
13 知床(自然遺産)
2007年
14 石見銀山遺跡とその文化的景観
2011年
15 平泉の文化遺産
16 小笠原諸島(自然遺産)
平泉は2008年に登録が見送られており、再挑戦で世界遺産に登録されることになりました。東日本大震災で被害を受けた東北を元気づけるニュースになりました。
文化庁は次の候補として下記の10件を「暫定リスト」に載せています。暫定リストはユネスコに申請され受理されています。次はどこが推薦されることになるのでしょうか。
・古都鎌倉の寺院・神社
・彦根城
・富士山
・富岡製糸場と絹産業遺跡群
・飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群
・長崎の教会群とキリスト教関連遺産
・国立西洋美術館本館
・北海道・北東北の縄文遺跡群
・九州・山口の近代化産業遺産群
・宗像・沖ノ島と関連遺産群
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