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2011年6月25日 (土)

七曜会で朝日新聞社見学

 平成23年6月24日、七曜会の仲間33名で朝日新聞社を見学しました。

 七曜会は千葉県生涯大学福祉科25期Aクラスの卒業生の会で、年4回集まって交流を深めています。

 午前10時30分に朝日新聞東京本社2階ロビーに集合しました。

 まず読者ホールで見学会の説明があり、新聞記者や新聞製作についてのビデオを鑑賞しました。

 そのあと2グループに分かれて5階と4階の報道・編成局を見学しました。新聞社はもっと騒動しいところと思っていましたが、今では記事はPC(パソコン)で送受信されるため、音は出ないとのことでした。編集や割り付け作業もPCで行われていました。

 午前中は夕刊の制作時間で人の数が少なく、朝刊制作の午後3時頃から出勤する人が増えるようです。

 地下3階に印刷工場がありました。案内の女性から、30年ほど前には鉛の活字を1字づつ拾って紙面を作っていたが、今はPCで作った画面をアルミの板に焼き付けて、その原版からオフセット印刷しているとの説明がありました。

 私がIBMに勤務していた頃、メディア担当の部署で、朝日新聞社とIBMとでプロジェクトチームを作り、活字をなくしコンピュータで新聞を作る新しい新聞製作システムを検討していたことを思い出しました。30数年前のことです。

 そのころはまだPC登場以前の時代でしたので、大型コンピュータが主役でした。画面も今の液晶画面はなかったので、大型のブラウン管を備えた画像処理機で編集や割り付け作業を行うよう考えていました。時代を先駆ける画期的なシステムでした。 

 そのあと新聞発送現場を見て見学会は終わりました。

 5階、4階、地下3階は撮影禁止でした。

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 読者ホールでの説明とビデオ鑑賞です。

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 新聞発送現場です。

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 見学終了後お土産にいただいた見学記念新聞です。

 七曜会のメンバーがトップに写っています。

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 見学会終了後、2階の「レストランアラスカ」で、伝統の味、デミグラスソースを使った人気の洋食をいただきました。

 4か月ぶりに顔を合わせた皆さん、つきない話題に時のたつのを忘れました。

 

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2011年6月20日 (月)

高速道路利用料金制度の変更でよかったこととよくなかったこと

 平成23年6月20日午前零時、高速道路の利用料金制度の変更がありました。

 土・日・祝日の高速道路利用料金上限1000円の割引制度と全国37路線50区間の無料化の社会実験が中止になりました。同時に東北地方などで被災者の高速料金無料化がスタートしました。

 上限1000円の割引制度と無料化の社会実験中止は大変よいことだと思います。

 上限1000円割引制度は2009年3月自民党の麻生政権が景気対策として導入しました。日本の交通システム全体のことを考えて始めたことではなく、定額給付金と同様に人気取りと次の選挙にそなえたために始めた感じでした。

 そのため、この制度は鉄道、バス、フェリーなどの業界に深刻な影響を与えました。また休日の高速道路の渋滞を増加させました。なによりも国民の税金を高速道路利用者だけに使うという不公平を生みました。

 これに対抗して民主党は選挙公約に「高速道路原則無料化」をかかげました。政権をとった民主党は無料化の公約をはたそうとしましたが財源がありません。当然です。選挙に勝つため、財源のことなど考えずに作った公約だからです。そこで2010年6月、全国37路線50区間で無料化の社会実験を始めることでお茶を濁したのです。

 この無料化実験は無料化された高速道路沿いの一般道路沿線の商店、食料品店、食堂などに深刻な影響を与えました。お客さんが減ったのです。そしてこれはまた国民の税金の無駄遣いを増加させました。

 私のような高齢者にはどちらの制度も全く無縁でした。休日に車で遠出をすることなどなかったのです。税金の無駄遣いにいらいらが積もっていました。

 2つの制度が無くなったことは大歓迎です。

 ところが同時に始まった被災者無料の割引制度はかならずしもよい制度とは言えないようです。

 6月20日の読売新聞には、「迷走する高速無料化」「被災者無料 効果は不透明」「車失った男性 『まったく関係ない』」との見出しが出ていました。

 通行無料の措置を受けるためには、自治体の発行する罹災証明を見せる必要がありますが、それでなくても手の足りない自治体の仕事が増えます。そのため岩手や茨城では、罹災の有無に関係なく証明書を出す自治体があるようです。深刻な罹災者ほど高速道路を利用する機会がないとも言われています。

 復興に使われるお金は本当に必要なところに使ってほしいと願ってます。

 

 

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2011年6月15日 (水)

手塚治虫のブッダ展を見る

 平成23年6月14日、東京国立博物館で「手塚治虫のブッダ展」を見てきました。

 展示場のチラシには次のように出ていました。

「漫画と仏像でたどるブッダ=釈迦の生涯”誕生”から“涅槃”までの道のりを直接原画とほんものの仏像とを対比しながら紹介するという、これまでにないかたちの展覧会が実現しました。現代の漫画と歴史的な文化財とが共演する空間で、奇跡に彩られたブッダ=釈迦の生涯を、間近に体感してみてください。」

 展示会の会場は東京国立博物館の本館の1階でした。漫画でたどる釈迦の生涯ということで、高学年の小学生や中学生の姿が多く見られました。ちらしも一般用のものだけでなく、ふりがなを振って子供向けに面白く編集したジュニアガイドが用意されていました。

 300円の音声ガイドを借りました。声優の水樹奈々さんの楽しく分かりやすいナレーションを聞きながら見て回りました。水樹奈々さんは映画「手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-」にも出演しています。

 漫画と一緒に飾られている仏像は全国のお寺や海外から貸し出された重要文化財級の本物です。

 気軽に楽しめるブッダ展でした。

 入場料は一般800円、大学生600円、高校生400円、中学生以下は無料です。期間は6月26日までです。

 なお博物館の通常の展示物も一緒に無料で見ることができます。

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2011年6月10日 (金)

セントラルリーグも指名打者制を採用すべし

 平成23年6月10日現在、プロ野球はセ・リーグとパ・リーグの交流戦が行われています。

 交流戦は別のリーグの6チームと4試合ずつ行います。したがって1チームの合計試合数は24です。現在2チームを除いて18試合を終了しているので、ほぼ4分の3の日程を消化したことになります。

 ここまでの成績はセの41勝、パの59勝、引き分け7となっています。パリーグの圧勝です。

 交流戦が始まったのは2005年です。昨年までの成績はパ・リーグの5勝1敗です。過去6年間の交流戦優勝チームはすべてパ・リーグのチームです。このような結果を見ると、リーグ全体としてはパ・リーグの方が実力が上といってもいいと思います。

 私はこれはパ・リーグの指名打者制が実力向上につながっていると考えています。

 本場アメリカのメジャーリーグでは、1997年からインターリーグ戦が行われています。アメリカはチーム数が多いため、日本のように別のリーグの全チームと対戦するわけではありませんが、インターリーグは日本の交流戦のお手本です。

 アメリカではアメリカンリーグが指名打者制を採用しており、ナショナルリーグが採用していません。本場でもインターリーグの通算成績は、2010年までにアメリカンリーグの1808勝、ナショナルリーグの1652勝となっています。2004年から7年連続でアメリカンリーグが勝ち越しています。

 日米共通で指名打者制のあるリーグが勝ち越しているのです。

 ここで指名打者制の効果を見てみましょう。私の独断が入っているのはお許しください。

 まず投手に与える効果です。投手の完投能力が向上します。

 今年の6月9日までの両リーグの投手の完投数を比較してみましょう。

        全試合 交流戦

・パ・リーグ  36   15

・セリーグ   12    7

 パ・リーグが圧倒的に多いです。指名打者制では投手は打席に立つことはありません。投げることに専念すればいいのです。セ・リーグでは負けている時や接戦の時に投手に打席が回ってきた場合、ピンチヒッターに替わることが多いのです。せっかく好投していても替えられます。9回を投げ抜くチャンスが減り、スタミナや完投能力が養われません。

 皮肉なことに交流戦ではセ・リーグの投手も完投の割合が増えました。半分は指名打者制の試合があるからです。

 次に攻撃に対する効果です。チーム打率が向上します。

 6チームの平均チーム打率

・パリーグ 0.247

・セリーグ 0.239

個人別の成績はそれほどの差は出ませんが、投手が打席に立たない分チームの成績には差が出ます。

 指名打者制のその他の効果には次のような点が考えられます。

・出場できる選手が一人増えるため選手が育つ。ピンチヒッターで出るより、常時出場すれば鍛えられる。

・スリリングな場面が増える。投手が打席に立つとき、最初から打つのをあきらめるような投手がいる。指名打者制ではそんな場面はない。

・選手生命が延びる。高齢になると足や肩が衰えて出場機会が減るが、守備機会のない指名打者なら活躍できる選手がいる。メジャーリーグの松井、晩年の張本、清原などは指名打者で活躍した。

 本来の野球ということからすると、指名打者制は邪道かもしれません。少年野球や高校野球や大学野球は指名打者制には抵抗があると思います。

 しかしお客さんを喜ばせるプロ野球では、楽しい野球、強い野球が求められます。指名打者制が野球を強くすることは、パ・リーグやアメリカン・リーグを見れば明らかです。

 今までのいきさつとか、野球本来の姿などにこだわらず、セ・リーグも指名打者を採用してほしいと思います。今のままだと、ますますいパ・リーグに差をつけられるでしょう。

 

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2011年6月 9日 (木)

手賀沼あやめ祭りが開催中

 平成23年6月5日(日)から19日(日)まで手賀沼水生公園で第28回あやめ祭りが開催されています。

 6月9日(木)午前いい天気だったので写真を撮ってきました。

 水生公園は手賀沼公園から手賀沼遊歩道をゆっくり歩いて30分ほどのところにあります。アヤメや花菖蒲やアジサイが見ごろになっています。

 土曜、日曜、祝日には我孫子駅南口と天王台南口から水生植物園を通るバスがあります。平日は我孫子駅南口から我孫子車庫行のバスに乗り、我孫子高校前で降りると徒歩約10分で水生植物園です。

 今年は例年と違い、休日のイベントやシャトル船の運航は中止となりました。理由は分かりませんが、我孫子市も東日本大震災で被害を受けたためかもしれません。

 看板も今年は控えめでした。今年の看板です。

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 昨年の看板です。

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 6月9日(木)の花の様子です。

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6月の歌舞伎鑑賞教室を楽しむ

 平成23年6月8日、柏市の高齢者団体のあけぼの会の皆さんと国立劇場で歌舞伎鑑賞教室を楽しみました。

 あけぼの会の6月と7月の例会としてしっかり定着した歌舞伎鑑賞教室は、高校生を対象とした教室に相乗りして鑑賞しています。内容は若手の歌舞伎役者よる歌舞伎についての解説のあと、一幕の歌舞伎の演目が披露されます。歌舞伎鑑賞教室の公演時間は2時間~2時間半くらいで、料金も通常の歌舞伎公演より格安となっています。

 今回は第79回、演目は「義経千本桜 河連法眼館の場(かわつらほうげんやかたのば)」です。

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 国立劇場前には大勢の高校生が集まっていました。

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 場内も高校生が1階の席、私たちは2階でした。

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 坂田藤十郎の孫の中村壱太郎の解説で歌舞伎教室が始まりました。

 2人の高校生が解説者の呼びかけで舞台に上がり、解説者から質問されたり役者の所作のマネをさせられたりしながら、歌舞伎鑑賞の基礎知識の解説が行われました。

 そのあと歌舞伎鑑賞です。

 主役の佐藤忠信と源九郎狐は坂田藤十郎の長男で中村壱太郎の父親の中村翫雀の一人二役でした。中村壱太郎は静御前を務めました。他にもいきのいい若手俳優が大勢登場しました。

 一幕だけでしたが、懇切丁寧な解説書が前もって渡されていて、義太夫の語りのテロップが同時進行で流されていたので、お芝居の内容を十分理解でき、楽しく鑑賞できました。

 舞台は撮影禁止のため写真はありません。

 

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2011年6月 4日 (土)

デスクトップパソコンを廃棄する

 平成23年5月、8年3カ月間使用していたデスクトップパソコンのIBM Net Vistaを廃棄しました。

 今年の2月に速度が極端に遅くなったため、1年ほど前に購入していたデルのパソコンに乗り換えたのですが、Net Vistaは壊れたわけでないので、デルのパソコンのそばに鎮座していました。

 3月11日の東日本大震災では、モニターが下に落ちましたが、パソコン本体は位置がちょっとずれただけで外傷はありませんでした。

 ところが4月末に使用するため電源を入れたところ、モニターが点灯しません。どこか見えないところがダメージを受けたようです。

 Net Vistaは一度も故障することなく、8年3カ月動き続けていました。毎月1度出している手賀沼通信を99回分生み出してくれた愛機です。2月にデルに乗り換えた後も愛着があって捨てきれずにいたのです。

 しかし使えないものを持っていても仕方がないので捨てることにしました。パソコンは資源ごみとして捨てることはできません。有料で市のクリーンセンターに引き取ってもらうか、時々回ってくる廃品業者に無料で回収してもらうしかありません。

 ところがパソコンの中にはいろいろなデータが消去しないまま残っています。もし悪意のある人に見られた場合は不測の事態が生ずる恐れがあります。

 ハードディスクを取り出してから処分しようとしましたが、ハードディスクだけをうまく取り出すことができず、結局バラバラに分解することになってしまいました。

 無料のごみとして出すため、鉄と不燃ごみと可燃ごみにわけました。そして鉄と不燃ごみは資源ごみの日に、可燃ごみは普通ごみの日に出すことができました。

 中のデータは外付けディスクにバックアップを取っていたのでデルのパソコンで利用できましたが、バックアップを取っていなかった送受信したメールやダウンロードしてきたソフトなどが無くなってしまいました。

 17インチの液晶モニターとキーボードは廃品回収業者に無料で引き取ってもらいました。

 後で気がついた大震災の被害でした。

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2011年6月 2日 (木)

手賀沼新湖岸堤の築堤工事が始まった

 平成23年5月、手賀沼の湖岸堤の築堤工事が始まりました。

 若松地区の手賀沼の堤防は背の低い土手のようなもので堤防というには恥ずかしい代物です。それを他の地区と同じように本格的な堤防にするための工事です。写真は現在の堤防です。

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 柏整備事務所は30年に1度の確率で発生する1時間当たり59.35ミリの降雨に対処できるよう、YP+4.5メートルの高さの堤防を構築します。YPとは利根川水系でつかわれる指標で、江戸川堀江水位観測所の水量漂を0とした水位の基準です。今の堤防より約1.3メートル高くなります。

 工事を始める前に現在の堤防のそばの植生を新しく作る堤防の内側に移植しました。移植された植生です。

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 そして堤防の内側の木を切りはらいました。遊歩道からの見晴らしがよくなりすっきりした光景になりました。

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 工事は手賀大橋の下から始まりました。工事用のブルドーザーがやってきました。

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 遊歩道のところどころに注意を促す看板が立っていました。

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 埋め立ての土砂などは、当初の計画を変更しすべて湖上輸送されることになりました。

 完成すると手賀沼の景観が大きく変わることでしょう。

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