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2011年7月15日 (金)

英語は学びやすい-その3

 5月27日のブログの続編です。

 前回は動詞について書きましたが、今日は英語がイタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語に比べて学びやすいということを名詞について考えてみましょう。

 英語の名詞の変化は単数と複数だけです。複数にはsまたはesがつきます。複数に何もつかない名詞もありますがごく稀です。

 ところが他の4カ国語には単数、複数の別だけでなく、性の区別があります。イタリア語、スペイン語、フランス語には男性名詞、女性名詞の区別が、ドイツ語は男性名詞、女性名詞に加えて中性名詞があります。すべての名詞に男女の別があるのです。

 父、母、息子、娘、などに該当する言葉なら男女の別は分かります。ところが山、川、ビール、ワインなどに相当する名詞にも男女の別があるのです。

           ビール ワイン       

・イタリア語  女  男  女   男

・スペイン語  女  男  女   男

・フランス語  女  女  女   男  

・ドイツ語   男  男  中   男

 イタリア語とスペイン語では名詞の最後の母音で、大体男女の区別がつきますが、フランス語とドイツ語は単語ごとに覚えるしかありません。

 ドイツ語はさらに格の区別があります。1格から4格まであるのです。

 性と数と(さらにドイツ語では格)の違いは、名詞そのものの変化に加えて、それにつく冠詞(定冠詞と不定冠詞)や形容詞に変化を要求します。

 例えばドイツ語の定冠詞の変化は次のようになります。

         男性 女性 中性 複数 

・1格(~は) der die das die 

・2格(~の) des der des der

・3格(~に) dem der dem den

・4格(~を) den die das die

 英語の学びやすさがここにも表れています。

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