義経千本桜二幕を見た
平成23年7月6日、7月の「国立劇場第八〇回歌舞伎鑑賞教室」で義経千本桜「渡海屋の場」と「大物浦の場」の二幕を鑑賞しました。
6月の第七九回歌舞伎鑑賞教室が、同じ義経千本桜の「河連法眼館の場」でしたので、大変親しみ深い舞台でした。
この観賞会は柏市の高齢者の会「あけぼの会」の七月の例会の行事で、22名が参加しました。
今回の歌舞伎教室は最初の解説が30分ほどで短く、お芝居がたっぷり2時間と見ごたえのある歌舞伎教室でした。いつもは高校生にまじっての鑑賞でしたが、今回は大学生中心で、留学生が大勢参加しており、国際色豊かな観客でした。
「歌舞伎のみかた」と題した解説は、2代目尾上松也、昭和60年生まれ、26歳の新鋭が担当しました。観客が高校生のときは、高校生の男女を舞台の上にあげて、面白おかしく進めるのですが、今回はモデルの学生を使わずビジュアルな解説で、これもまた分かりやすくいい趣向だったと思います。尾上松也はお芝居では義経を演じました。
主役の渡海屋銀平と平知盛を演じたのは、四代目尾上松録です。大河ドラマ第1作「花の生涯」で大老井伊直弼を演じた二代目尾上松録の孫になります。まだ36歳ですが、なかなか貫禄のある素晴らしい演技でした。
銀平の娘と安徳帝を演じた子役が堂々として演技をしていたのが可愛かったです。
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