中国西域の旅-その4(西寧、青海湖、日月山、そして敦煌へ)
中国西域の旅の続きその4です。
その3を書いている途中で中断し、そのあとを追加しようとしたらエラーになりました。原因は分かりません。
その4では3日目の続きと4日目を書くことにしました。
9月12日(月)(3日目の続き)
高速道路を走行中に甘粛省と青海省の省境の料金所がありました。そこで小休止、青海省に入りました。面白いのは省が変わると道路標識の一部が変わります。甘粛省では1キロごとに北京からの距離を示す標識がありましたが、青海省ではそれがなくなりました。
17時西寧市に入りました。西寧市は街路の清掃が行き届た美しい街です。
青海省は面積は約72万平方キロメートル(日本の約1.9倍)、人口は約530万人(日本の約25分の1)です。西寧は青海省の州都で人口約200万人、古くはシルクロードの南ルートといわれる唐蕃古道の要衝として発展してきました。標高2275メートルの高地にあります。
イスラム教徒が多く、白い帽子をかぶった男性や、スカーフを巻いた女性が目につきました。
バスは青海省最大のイスラム教寺院の東関清真大寺につきました。
お祈りの時間が近づくと白い帽子をかぶった男たちが集まってきました。
そこで記念写真を撮りました。
市内のレストランの夕食のメニューです。
宿舎の西寧建銀賓館は市の中心部にありました。
中国は中秋節の休日とあって、公園では花火や爆竹がならされ、大勢の人出でにぎわっていました。
9月13日(火)(4日目)天気は晴れ
7時から朝食がとれるとのことでレストランに行きましたがなにも出ていません。7時から準備を開始した感じでしばらく待たされました。
8時にホテル出発 高速の入り口で2回目のハプニングです。バスのドライバーと高速入り口の係員とがなにやらもめています。要人の通行のため一時入り口を閉鎖するとのことでした。
待っていても仕方がないのでドライバーの決断で別の高速道路の入り口に向かいました。
別のところから無事高速に乗ることができ、青海湖に向かいました。青海湖への道路は草原の中を走ります。遊牧民の居住地域です。道路上にはヤクが歩いていました。
11時青海湖観光の151基地に着きました。広々とした入り口、頭上には経文旗が風になびいていました。湖岸まではカートで移動しました。
青海湖は中国最大の塩水湖で、周囲約360キロメートル、面積は琵琶湖の約6倍、海抜約3200メートルです。魚雷発射実験基地ともなっていました。ここでもガイドの丁さんが丁寧に説明してくれました。
青海湖蔵族博物館を見た後、近くのレストランで昼食を取りました。
次に訪れたのは日月亭です。青海湖の東、標高3500メートルのところに日亭、月亭があります。7世紀に吐藩(チベット)に嫁いだ唐の文成公主が、振り返って唐に別れを告げたといわれる場所です。
日亭です。
月亭です。
山肌には面白い飾りがありました。これが何かは聞き洩らしました。
日月山のふもとには文成公主の像が立っていました。
3500メートルの高度なので高山病を心配しましたが、皆さん全員元気はつらつで高山病にかかる人は出ませんでした。また寒さもそれほど感じず、長そでシャツに薄手の冬のコートをはおるだけで十分でした。
15時に日月亭を出発、蘭州中川空港に向けての長いバスの旅が始まりました。
途中で3つ目のハプニングがありました。事故で高速道路が大渋滞です。敦煌への飛行機の時間が気になります。ドライバーの機転で逆方向への車線に乗り入れ、なんとか渋滞から抜け出すことができました。
朝の高速の閉鎖といい、帰りの渋滞といい、ドライバーの高玉龍さんの好判断で切り抜けることができました。
18時50分 蘭州中川空港に到着。この4日間で走った距離は1100キロになりました。
4日間お世話になったガイドの丁さん、ドライバーの高さんとはここでお別れです。謝謝。
空港内レストランで夕食を取りました。
21時40分 蘭州発
23時20分 敦煌空港着
0時 宿舎の敦煌賓館に到着し、長い1日が終わりました。
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