東日本大震災から1年がたった
平成24年3月11日の今日から1年前の14時46分東日本大震災が起きました。
今日は全国各地で追悼の式典が行われました。また新宿や渋谷など都市の繁華街でも、震災発生時刻に通りがかりの人が黙とうしているニュースがテレビに映されていました。
新聞もテレビも1日中東日本大震災関連の特別報道があふれていました。
1年後の被災被害の状況が読売新聞に出ていました。
・死者 15,854人(下と合計19,009人)
・行方不明 3,155人
・避難者 343,935人
・がれき 2,253万トン
私は地震発生2か月後まで毎日の新聞を保管していました。5月11日の読売新聞の記録です。
・死者 14,949人(下と合計24,829人)
・行方不明 9,880人
・避難者 117,085人
死者と行方不明者の合計が今日の数字が発生2か月後の数字より減っているのは、発生2か月後は現場の混乱や重複などがあったためでしょう。
ところが避難者の数字は2か月後より今の方が3倍ほどになっています。原発事故で避難者が増えたためなのでしょうか、それとも2か月後の時点では避難者の数字を正確につかみ切れていなかったためでしょうか。
あれから1年経ちましたが被災地の復興が進んでいません。いろいろな原因があるようです。
その第一はがれきの処理が遅れているためとのことです。現地だけでは処理できないため、他の自治体が協力する必要があるにもかかわらず、なかなか引き受けてもらえないようです。
戦後、日本人の美徳であった我慢とか辛抱がなくなったように、助け合いとかお互い様の精神もなくなってきたのでしょうか。
国の対応も現地の声を的確につかんでいないようです。縦割り行政、提出すべき書類の多さ、スピードの遅さ、不十分で片手落ちの援助など相変わらずのお役所の仕事ぶりです。政治も政治家も頼りになりません。
しかし日本人は優秀な民族です。戦争で廃墟と化した国土を復興させた実績があります。
国民一人一人が持てる力を出し合えば必ずより良い日本になるはずです。制度の悪いところは改革し、駄目な人には辞めてもらい、お互い助け合いながら、みんなが自分を信じて努力すれば新しい日本が生まれるはずです。
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