小豆島・倉敷旅行-2
旅行2日目(11月29日)です。
小豆島の寒霞渓は紅葉の名所です。寒霞渓の頂上にはロープウェイで登りますが、最盛期には1~2時間待ちになるとのことです。シーズンのピークは過ぎていましたが、朝1番で登ると空いていると聞きまず近くの草壁港まで宿の車で送ってもらいました。
旅行会社のツアーなら荷物はバスの中に置いたまま観光できますが、自前の旅行では荷物を持ったまま移動しなければなりません。大きな荷物を持って観光するのはとても無理です。そこで草壁港の観光船チケット売り場に荷物を預け身軽になりました。高松に渡る船は草壁港発と決めていましたので、ここに預けるのがベストです。
草壁港から9時発のバスで、ロープウェイの乗り場の紅雲亭に行きました。
バスの乗客は6人でした。40人乗りのロープウェイに乗ったのもその6人だけでした。
寒霞渓は火山活動によって堆積した疑灰角礫岩などが、度重なる地殻変動や水や風に侵食されて出来た景観で、日本三大渓谷美や日本三大奇勝に数えられています。
頂上のあたりは紅葉のピークは過ぎていましたが、ロープウェイからは見事な眺めが楽しめました。
ロープウェイの終点の近くには展望台があり、ちょっともやっていましたが寒霞渓と瀬戸内海の雄大な景観が広がっていました。
下りのロープウェイも5人しか乗っていず、肩透かしを食った感じでした。
バスの発車時間までにはまだ間があったのですが、幸運にもちょうどタクシーが来たので、オリ-ブ公園まで乗車しました。バスを乗り継ぐのに比べるとかなり時間が稼げました。
まずオリーブ記念館に入りました。ここはオリーブに関する情報館と売店を合わせたようなものです。妻はほしかったオリーブの塩漬けやその他こまごました物を買いました。
記念館は小高い丘の上にあり、前はオリーブの木と海を隔てて二十四の瞳の映画村が見渡せました。
オリーブ園入り口まで歩く途中にギリシャ風車がありました。
オリーブ園とオリーブの原木です。
オリーブを挽いた機械です。右に半分見えるのは挽いたオリーブを絞る機械です。
宿を出るときは、オリーブ園から二十四の瞳の映画村に行くことにしていました。
ところがオリーブ園から映画村に行く渡し船が木曜日はお休みということが分かりました。バスやタクシーで往復もできますが、時間がかかります。
そこで急きょ映画村はパスすることにしました。臨機応変にコースを変えられるのも自前の旅行の利点です。ちょっと残念な気もしましたが、明るいうちに瀬戸大橋を通ることができます。
オリーブ園からバスで草壁港に戻りました。草壁港の待合室で、宿でいただいたおにぎりをいただき、荷物を受け取ったあと、12時50分発の高速艇で高松港に向かいました。
高速艇の乗客も15人ほどでがらがらでした。高松までは45分でした。
高松港からJR高松駅までは、屋根つきの2階の乗り換えの通路をかなり歩きます。
瀬戸大橋ができるまでは、香川県の高松と岡山県の宇野を連絡船が結んでいました。連絡船に乗るために「高松桟橋」という駅があったのです。連絡船が廃止され「高松桟橋」駅もなくなりました。したがって港とJRの駅までは1駅分の距離があるのです。
通路の途中に待合室を兼ねた小さなお店がありました。そこで食べたきつねうどんがなんとも言えず美味でした。値段はわずか300円でした。倉敷で食べた600円のきつねうどんよりおいしかったのです。
高松から岡山まで14時40分発の快速マリンライナーに乗りました。岡山着は15時32分でした。
途中瀬戸大橋を通りました。妻は初めて、私は2回目です。学生時代は列車で愛媛県伊予市まで帰省していましたが、サラリーマンになってからは飛行機を利用したため、瀬戸大橋を通る機会はなくなったのです。
瀬戸大橋の入り口と途中の島を車窓から撮ったものです。
岡山で途中下車、倉敷までは山陽線を利用しました。
倉敷のホテル「倉敷アイビースクエア」に着いたのは16時過ぎでした。
「倉敷アイビースクエア」はもと倉敷紡績の建物を利用して作られたちょっとレトロでおしゃれなホテルです。倉敷美観地区に隣接していて観光に便利なホテルでした。
夜の倉敷川のほとりを散歩しました。
夕食は本通り商店街のイタリアンレストランでピザとイタリアのビールとワインをいただきました。
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