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2013年6月13日 (木)

2つのスポーツ界のトップが恥ずかしい行為を行った

 柔道界と野球界のトップが大変恥ずかしい行為と態度をとりました。あきれてものが言えない感じです。

 平成25年6月11日、全日本柔道連盟は講道館で理事会を開き相次ぐ不祥事について協議を行い、上村春樹会長はその後の記者会見で今後も会長職にとどまる意向を表明しました。

 全柔連の不祥事は3つあります。

①今年の1月、全日本女子前監督の女子選手に対する暴力・暴言

②3月、日本スポーツ振興センターから強化委員に支払われた助成金の一部を強化委員に上納させている問題が発覚

③5月理事による元女子選手に対するわいせつ行為が判明

 これにより3人の理事が辞任しました。上村会長も組織のトップとして辞任するものと見られていました。

 ところが、「きちんとした改革をやることが私の使命」と語って会長職に居座ったのです。

 上納金の残高は、3月時点で約2300万円、主に飲食費として使われ、上村会長が強化委員長だった時に上納システムがあったのです。

 我孫子に別荘もあった柔道の創始者嘉納治五郎の柔道の精神「精力善用」「自他共栄」の精神は何処へ行ったのでしょうか。

 お家芸と言われた日本柔道は年々弱くなっています。選手やコーチがいくら頑張っても、組織の体をなしていない全柔連がこのままでは、ますます世界に後れをとっていくことでしょう。

 野球界では今年から統一球が昨年より飛ぶボールに変わったにもかかわらず、その事実をNBPの下田事務長が野球関係者や選手やファンに公表しなかったことです。

 「新旧のボールが混在することで現場が混乱する」ということで、ボールメーカーのミズノ社にも公表を控えるよう要請していたのです。加藤コミッショナーも知らなかったとのことです。

 ボールが変わったことにより、1試合当たりのホームランの数が50%近くも増えました。ブランコやバレンティンがポンポンとホームランを打つ理由も分かりました。

 ボールが変わった事実をなぜ今頃公表したのでしょう。当然開幕前に公表すべきです。なぜ、昨年までのボールを回収し、新旧のボールを混在させないよう処置を取らなかったのでしょう。

 選手から批判の声が上がったのは当然です。NBPの組織としてのガバナンスも改善すべきと思います。

 最後に私は今回マスコミには出なかった意見を声を大にいて言いたいと思います。

 それは来シーズンから「ボールをWBCでの使用球に変更すべし」ということです。WBC使用球はメジャーリーグの使用球と同じです。日本だけ独自のボールを使っているということは、世界標準から外れているということです。この際思い切って世界標準に合わせるべきです。ミズノの技術ならそれは可能と考えます。

 なぜ野球関係者やマスコミがそのように言わないのか不思議でなりません。 

 

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