セ・パ交流戦が終わった
平成25年6月18日、広島・日本ハム戦を最後にプロ野球セントラルリーグとパシフィックリーグの交流戦が終了しました。今年は雨で順延になったのは確か2試合だけで、今年は雨が少なかったことが分かります。
交流戦は今年で9年目、交流戦優勝は15勝8敗1引き分けのソフトバンクでした。4度目の優勝です。セ・リーグのチームが優勝したのは昨年の巨人だけ、あとはパ・リーグのチームが優勝しています。
両リーグの対戦成績もパ・リーグの80勝60敗4引き分け、パ・リーグの圧勝でした。過去9年間も8回はパ・リーグが勝ち越しています。
個人成績は交流戦MVPにソフトバンクの長谷川裕也が選ばれました。個人成績のトップもパ・リーグの選手がほとんどでした。
・打率 長谷川勇也(ソフトバンク) 0.418
・ホームラン 井口資仁(ロッテ) 10本
バレンティン(ヤクルト) 10本
・打点 松田宣浩(ソフトバンク) 23
・最多勝 帆足和幸(ソフトバンク) 4勝
田中将大(楽天) 4勝
・防御率 ディクソン(オリックス) 0.74
なぜこんなりパリーグが勝ち続けるのでしょうか。
理由はパ・リーグが指名打者制を採用しているのに、セ・リーグでは投手だ打席に立つからです。投手は負けている時に打順が回ってきたときには、ピンチヒッターに替えられることが多いのです。そのため投手の完投能力がなかなかつきません。
打者も指名打者として1人多く試合に出ることができます。試合に出れば打者としての磨きがかかります。それだけチームに攻撃の力と幅ができるのです。
アメリカのメジャーリーグでも指名打者制を採用しているアメリカンリーグがインターリーグでの通算成績を勝ち越しています。
野球は面白くなくてはなりません。セ・リーグで投手が打席に立つとき、わざと三振するような時がしばしば見られます。常に真剣勝負が見られる指名打者制の方が面白いのです。
確かに歴史的にはセ・リーグのほうが伝統を守っていますが、スポーツの世界ではどんどんルールが変わっています。WBCは最初から指名打者制です。
セ・リーグも指名打者制にすべきでしょう。
| 固定リンク | 0
コメント