« 八坂神社のお祭りが始まった(NO.632) | トップページ | 「蔵の街」栃木に行ってきた(NO.634) »

2013年7月19日 (金)

第84回歌舞伎教室(NO.633)

 平成25年7月18日柏の高齢者の会「あけぼの会」の7月の例会で、国立劇場に「第84回歌舞伎教室 芦屋道満大内鑑-葛の葉-」を見に行ってきました。

 この教室は主に高校生を対象に開かれている会ですが、今回は小学生や中学生の姿が目につきました。若い時から早く日本の伝統芸能に触れるのは大変いいことだと思います。

 あけぼの会からの参加者は25名、鑑賞前に国立劇場3階の向日葵で会席膳のお弁当をいただきました。

 「歌舞伎のみかた」の解説は平成元年生まれの若手の中村満太郎、五代目中村時蔵の次男です。解説を務めるのは初めてのことだそうですが、今回から登場した歌舞伎のゆるキャラ「くろこちゃん?」との息もぴったリ、楽しく愉快な解説でした。

 演目は竹田出雲作、戸部銀作演出の「芦屋道満大内鑑-葛の葉-」一幕三場でした。

Conv0001

 「芦屋道満大内鑑-葛の葉-」は陰陽師の中でも傑出した超能力者として名高い安倍晴明の誕生秘話です。彼は人間と狐の間に生まれた子だったというのがこの物語の設定であり、そこに晴明の人知を超えたパワーの秘密があるとしているわけです。

 晴明の父親保名を坂東秀調、母親の「女房葛の葉(狐の変身)」と「葛の葉姫」を中村時蔵が二役で演じ、早変わりを見せました。

 また保名に本物の葛の葉姫でないことを知られた女房葛の葉は、夫へのメッセージとして家の裏手の障子に和歌を残しますが、左右反対の文字で書いたり、童子を腕に抱きながら口にくわえた筆で書いたりする見せ場がありました。

 私はこの演目は初めて知りましたが、大変見ごたえのある歌舞伎でした。

 今回参加したあけぼの会のメンバーです。

Conv0002

|

« 八坂神社のお祭りが始まった(NO.632) | トップページ | 「蔵の街」栃木に行ってきた(NO.634) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 八坂神社のお祭りが始まった(NO.632) | トップページ | 「蔵の街」栃木に行ってきた(NO.634) »