世界遺産の富士山の山開き
平成25年7月1日例年通り富士山の山開きが行われましたが、今年は富士山が世界遺産に登録されたため大騒ぎです。
6月22日カンボジアのプノンペンで行われた世界遺産会議で、富士山が正式に世界文化遺産に登録されました。
今年の4月30日にユネスコの諮問機関「イコモス」が三保の松原を除外するという条件付きで、富士山を世界文化遺産への登録を勧告したとき、富士山が世界文化遺産になることは決まっていたのですが、6月22日の会議では三保の松原を含めた世界遺産への登録が正式に決まりました。
それ以後マスコミは富士山の特集記事や特集番組を作って盛り上がりました。
平成23年5月に小笠原諸島や平泉が世界遺産に登録された時とは大違いです。小笠原や平泉はローカル版でしたが、何と言っても富士山は日本を代表する山、全国版です。
7月1日の読売新聞の夕刊には「世界の富士バンザイ」との見出しで次の記事が出ていました。
「世界文化遺産に登録された富士山で1日、山開きが行われた。午前4時35分頃、雲海があかね色に染まり、雲の間から途切れながらもご来光が見えると、山頂で待ち構えた登山者からは拍手とともに大きな歓声がわきあがった。
山頂の登山者は約800人、関東や関西からの団体や個人のほか外国人も目立ち、山小屋の主人は『ツアー客も多く、人出は例年の倍』と話した。」
昨年スカイツリーブームが起こったように、今年は富士山ブームになることは間違いありません。大きな事故や混乱が起きないよう関係者は神経を使うことでしょう。
毎年登山者は30万人くらいですが、今年は35万~40万人の予想もあるそうです。
私は大学2年の20歳の時、友人と2人で富士山に登りました。今から56年前のことです。吉田口から登って、7合目か8合目の山小屋に泊まり、夜中に起きて山頂でご来光を拝みました。下りは須走口をかけ降りるようにして下山したのを覚えています。その後保険会社に就職し、ハイキング部に入っていろいろな山に登りました。でも富士山に上ったのは学生時代の1回きりです。
機会があったらまた昇りたいと思いますが、三浦雄一郎さんのようにトレーニングしないと無理かもしれません。
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