黒部峡谷・アルペンルート・上高地旅行-2(NO.637)
今日は今回のツアーの目玉とも言える黒部アルペンルートをたどります。
週間予報では晴れでしたが、不安定な今年の天気をそのまま引きずってしまいました。
富山市のマンテンホテルを7時30分に出発し、立山ケーブルカーの立山駅に行きました。
黒部アルペンルートは次のようになっています。
・立山ケーブルカー 立山-美女平
1.3キロ 7分
・立山高原バス 美女平-室堂
23キロ 50分
・立山トンネルトロリーバス 室堂-大観峰
3.6キロ 10分
・立山ロープウェイ 大観峰-黒部平
1.7キロ 7分
・黒部ケーブルカー(地下) 黒部平-黒部湖
0.8キロ 5分
・徒歩 黒部ダムの上
0.8キロ 15分
・関電トロリーバス 黒部ダム-扇沢
6.1キロ 16分
立山駅です。
あいにくの天気にもかかわらず、かなり混んでいました。黒部アルペンルートは天気で予定を変えるというものではないのでしょう。
美女平に到着したケーブルカーです。
立山高原バスに乗り込みました。
途中は霧のため美しい景色はまったく見られませんでした。バスのビデオで景色や花を写していましたが、それを見て想像するしかありません。バスの運転手は、今頃はこんなことは月に1回くらいしかないので、もう1度おいでくださいと言っていました。
室堂には9時35分に到着しました。最初の予定ではここで3時間過ごすことになっていましたが、この天候なので12時5分に再集合となりました。それでも2時間30分あります。
室堂は標高2450メートル、雨と霧でかなりの寒さです。
外に出ようとしましたが、ただ濡れるだけなので、とりあえずバスターミナルの中にある旧社殿展示室と隣の自然保護センターを見て回りました。
外は雨が降り続いているので、前もって注文し、途中で配られたお弁当を休憩室で食べました。本来ならきれいな景色を見ながら、みくりが池のほとりでとるはずのお弁当でした。
集合時刻20分くらい前に外に出てみると、霧で景色は見えませんが雨はやんでいました。
ちょっとだけ外に出てみました。
立山トンネルバスで大観峰に着き、ロープウェイに乗りかえるときには、霧がすこし消えて雲の間から景色が見えるようになりました。
ロープウェイの大観峰の駅には、DJおまわりさんならぬDJ駅員がいて、ロープウェイを待っている間、ユーモアを交えてアルペンルートのすばらしさを聞かせてくれました。そしてちゃっかりアルペンルートのグラフィックガイドの販売をしました。1冊1000円で購入しましたが、よくできたガイドブックでした。
ロープウェイの到着地点の黒部平には展望台がありました。かなり雲が切れてきて周囲の山が見えてきました。
黒部ケーブルカーは地下を下りました。
13時頃お目当ての黒部ダムに到着しました。
黒部ダムは今年で完成50周年を迎えました。50年前に勤めていた保険会社のハイキング部で、立山と剣岳に登り、黒部ダムに下ってきてトロリーバスで扇沢に抜けました。その記憶がよみがえってきました。
室堂から中国語を話すグループがずっと一緒でした。ダムの上で聞いたら台湾のツアーでした。
黒部ダムと黒部湖の巨大なスケールに圧倒されながら、最後のトロリーバスに乗りました。
このトンネルを掘削するのをテーマにしたのが、石原裕次郎や三船敏郎らが出演した映画「黒部の太陽」です。
トロリーバスが扇沢の駅に着き、黒部アルペンルートが終わりました。
室堂で雨と霧にたたられたのを別にすると、まずまずの旅でした。
宿はコースから大きく外れた栂池高原のサンプラザ栂池でした。以前風の盆のツアーに参加したときも、宿ははるか離れた白馬岳のふもとでした。白馬岳のふもとは夏のツアーの手軽な宿泊所を提供しているようです。
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