日本語教師大川豊さんの2冊の本(NO.644)
元の会社の後輩で友人の大川豊さんが2冊目の本を出しました。
大川さんは2003年にそれまで勤めていた日本アイ・ビー・エムを早期退職し、中国の蘇州大学に日本語教師として赴任しました。それ以後
・蘇州大学(蘇州) 2年
・南京工業大学(南京) 3年
・中南民族大学(武漢) 2年
・蘭州大学(蘭州) 3年
の10年間、日本語を教え続けています。そしてこの9月からは蘭州大学での4年目の教師生活に入ろうとしています。
中国は9月新学期開始、翌年7月終了の2学期制です。途中休み期間は、学期が終了する7月途中から8月末までと、春節(旧正月で中国のお正月)前後の冬休みの2回です。大川さんは、お休みには中国を旅行した後、日本に戻ってゆっくり充電します。
大川さんは家族を神奈川県に残し、中国でこんな単身赴任の生活を10年続けました。中国と中国人が好き、日本語を教えることが好きでなければ、到底できないことだと思います。
大川さんは近況報告を毎月メールで親しい方に送っています。中国事情や中国での生活、休み中の旅行、日本語を学ぶ学生の気質や事情、教えた内容、生徒との交流など、さまざまなテーマで生き生きとした文章が届きます。いつも楽しみにしているメールです。
大川豊さんはその報告を2冊の本にまとめました。
・「中国で日本語を教える」蘇州・南京編 長崎出版 2008年 1200円+税
・「中国の日本語教師」団塊世代は中国を目指す 長崎出版 2013年 1500円+税 これは1冊目の続きで、武漢・蘭州編です
2冊目の帯書きには「中国の懐に飛び込んで10年! 外資系企業を早期退職した企業戦士が選んだ第2の人生は、中国の大学生に日本語を教えることだった。 -あなたの知らなかった現代の中国が見えてくる! 激動の中国滞在記」とあります。
大変面白い本です。お薦めします。
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