楽天優勝おめでとう(NO.651)
平成25年9月26日、東北楽天ゴールデンイーグルスは西武ドーム球場で行われた楽天-西武戦に4-3で勝ち、2位のロッテが日本ハムに敗れたため、パシフィックリーグでの優勝が決まりました。
楽天の優勝は球団創設以来9シーズンぶりの初優勝です。星野仙一監督は、中日、阪神時代を含め4度目のリーグ制覇です。両リーグで優勝した監督は6人目です。
星野監督は西武戦の9回、22連勝中の田中将大投手を胴上げ投手に起用して、ファンサービスと田中投手に対する感謝の気持ちを表しました。粋な演出でした。
楽天は、これまでAクラスに入ったのは1度だけで、4位が2度、5位が2度、6位が3度でした。
今年優勝できたのは、田中投手はじめ則本投手など若手の投手がしっかり試合を造り、ジョーンズ、マギー、銀次などの打者が得点を重ね、星野監督が勝つということを選手に浸透させたことにあるのではないでしょうか。
それに忘れてならないのは東北のファンの温かい応援です。読売新聞によると、野村元監督は、球団初のマジックが点灯したとき、「あんなに温かく、やりやすいファンはいない。ぜひ優勝して、仙台のファンを喜ばせてほしい」と語ったそうです。
私は1975年から78年まで家族と一緒に仙台で勤務していました。1973年から1977年まで、パ・リーグのロッテが宮城球場を本拠地にしていました。監督は400勝投手の金田正一でした。パ・リーグは1年を前期と後期に分け、それぞれの優勝チームが年間のペナントを争うシステムになっていました。
1977年の後期優勝チームはロッテでした。家族とともに何度か球場に足を運んだのを覚えています。
1988年からはロッテは本拠地を川崎球場に替えたため、仙台を本拠地とする球団はなくなりました。2005年に楽天が新装なった宮城球場を本拠地に選んだ時、一番喜んだのは仙台の野球ファンではなかったかと思います。
そして今年の優勝は仙台のファンを狂喜させただけでなく、東日本大震災を被災した東北の人たちにも、復興への勇気と希望を与えたことは間違いありません。。
セ・リーグは、巨人、阪神、広島がクライマックスシーズンに出ることが決まりました。パ・リーグはまだ楽天しか決まっていません。今の順位からするとロッテとソフトバンクになるのではないでしょうか。
クライマックスシリーズは10月12日から2位と3位のチームの戦いが2位球団のホームグラウンドで開始され、2ゲーム先取のチームが1位のチームと1位チームのホームグラウンドで16日(セ・リーグ)または17日(パ・リーグ)から戦います。1位のチームには1勝の権利が与えられ、先に4勝したチームが日本シリーズに出ることになります。
仙台と東北のファンは今年は日本シリーズの終わる最後まで野球を楽しみたいと願っていることでしょう。
かって宮城球場に通った私も、楽天が日本シリーズに出てきて、巨人と戦ってくれることを切に望みます。
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