ソチオリンピックが始まった(NO.687)
平成26年2月7日第22回冬季オリンピックがロシアのソチで始まりました。
ソチはロシアの黒海沿岸にある美しい都市です。
今回のオリンピックは、冬季では史上最多の87カ国・地域から選手約2900人が参加し、23日まで、7競技、98種目で戦われます。
日本選手は男子48名、女子65名の総勢113人で、冬季オリンピックでは初めて女子が男子を上回りました。
ロシアでのオリンピックは旧ソ連時代の1980年の夏季オリンピック以来で、冬季は初めてです。ところがこのときは、ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議してアメリカが不参加、日本もそれに同調して参加しませんでした。したがって日本ではテレビ放送の中継はありませんでした。
今回のオリンピックの開会式は、ロシアが世界に向かって発信する初めてのものと言えます。
ロシアはプーチン大統領をはじめとして、国を挙げて素晴らしい大会にしようと力を入れました。近くでテロが発生したこともあって、テロ防止にも神経を使いました。
開会式のテレビ中継は8日の夜中の1時過ぎからでしたので、8日の朝8時45分からの再放送を見ました。
開会式は素晴らしいものでした。ロシアの伝統あるバレーや音楽を活かし、世界一広大な領土と100以上の民族を抱えるロシアを表現していました。神秘的な美しさとやさしさを見せてくれました。
聖火リレーの映像が映し出されましたが、伝統ある都市や北極圏やシベリアの原野をいろいろな民族がいろいろな方法で聖火リレーをしていました。聖火を宇宙ロケットに持ち込んだり、バイカル湖の水中に潜らしたり、「ここまでやるか」と思わせる聖火リレーでした。
今までの開会式は、目玉として開催国や都市の文化や特色を現すショーを選手の入場前に行っていました。ところが今回は選手や役員を先に入場させ、観客席に誘導してから、ショーを見せました。
選手は会場の外で待たされることがなく、一緒にショーを楽しめるため、みんなにやさしい開会式になっていました。その分選手や役員の座席の入場料収入が犠牲になるのは仕方ありません。
見せ場は最後にありました。聖火の点灯の儀式と花火を中心とした光のショーは開会式の素晴らしい締めとなりました。火の鳥の音楽が効果を倍増しました。
日本人選手は、女子ジャンプの高梨沙羅選手や羽生結弦選手などの10代の若手から、オリンピック7回目の葛西紀明選手の40代まで、幅広い構成となっています。10代の2人は金メダル候補のナンバーワンです。
目標とする金メダル5個をを含む、10個のメダルを目指して頑張ってほしいと思います。
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