今年の高校野球は東北と北信越が大活躍(NO.740)
平成26年8月19日高校野球の2回戦が終了しベスト16が出そろいました。
20日からは3回戦、そのあとは準々決勝に続きます。
今年の8月は関東地方を除いて雨が異常に多く天候に異変が起こっています。その異変が東北勢と北信越勢の活躍によって高校野球にも移っています。異変というと勝ったチームに失礼なので、例年にない現象が起こっているといいなおしましょう。
ベスト16に残ったチームは、東北と北信越が4チームずつ、関東と近畿と九州沖縄が2チームずつ、東海と中国が1チームずつ、北海道と四国は姿を消してしまいました。
例年なら東海や中国や四国は複数の高校が3回戦に進むことが多いのですが、今年は東北と北信越に後れを取ってしまいました。
次のように3回戦に進んだ16の高校のうち、11の高校の県は優勝したことがありません。これらの高校が優勝すれば初優勝はもちろん、県としても初めて優勝旗が手に入ることになります。
高校 県 ブロック 県の優勝回数
・八戸学院光星 青森 東北 0
・盛岡大付属 岩手 東北 0
・山形中央 山形 東北 0
・聖光学院 福島 東北 0
・星稜 石川 北信越 0
・日本文理 新潟 北信越 0
・富山商 富山 北信越 0
・敦賀気比 福井 北信越 0
・近江 滋賀 近畿 0
・八頭 鳥取 中国 0
・城北 熊本 九・沖 0
・三重 三重 東海 1
・沖縄尚学 沖縄 九・沖 1
・健大高崎 群馬 関東 2
・二松学舎大付 東東京 関東 7
・大阪桐蔭 大阪 近畿 11
なお東東京の7回は西東京の優勝回数も含みます。
ところで最近は県の代表といっても、私立高校の場合は県外から優秀な選手を集めるため、必ずしも県の代表といえなくなりました。
ベスト16のベンチ入り選手18名の出身中学を調べてみました。次のようになります。
高校 県 県立私立 県内中学 県外中学
・山形中央 山形 県立 18 0
・星稜 石川 私立 18 0
・富山商 富山 県立 18 0
・八頭 鳥取 県立 18 0
・沖縄尚学 沖縄 私立 18 0
・三重 三重 私立 16 2
・日本文理 新潟 私立 13 5
・近江 滋賀 私立 12 6
・聖光学院 福島 私立 7 11
・健大高崎 群馬 私立 7 11
・大阪桐蔭 大阪 私立 7 11
・城北 熊本 私立 7 11
・盛岡大付属 岩手 私立 6 12
・敦賀気比 福井 私立 5 13
・二松学舎大付 東東京 私立 2 16
・八戸学院光星 青森 私立 1 17
全員県内の中学生を集めた高校はわずか5校です。しいて半分以上なら県代表と認めても半分の8校しかありません。
ほかの8校は県代表とは言えないのではないでしょうか。青森の八戸学院光星は県内中学出身はわずか1名。関西出身者が12名います。たとえ優勝しても青森県民や八戸市民は喜ぶのでしょうか。
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