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2014年9月25日 (木)

グレートトラバース続編(NO.749)

 平成26年5月29日のブログで田中陽希さんのグレートトラバースについて書きました。これはその続編です。

 田中陽希さんは4月1日に第1座目の屋久島の宮之浦岳に登りました。そのあと日本百名山を一筆書きに登りながら、北海道の利尻岳を目指しています。

 その記録をNHKBSプレミアムでは5回に分けて放送します。9月20日(土)にその4回目が放送されました。

 3回目は日本アルプスの峰々が舞台でしたが、第4集は関東上信越の33座を46日間かけて征服していく過程がまとめられていました。

 第4集では、6月30日に新潟県と長野県にまたがる44座目の雨飾山から、8月14日の尾瀬の燧岳まで33のピークに挑戦しました。

 百名山の半分の50座目は浅間山、61座目は富士山、70座目は谷川岳、75座目の尾瀬の至仏山を経て76座目が燧岳です。

 田中さんは普通の人の半分以下の時間で山に登ります。それだけ体を酷使するため、富士山では肩を痛め、谷川岳に登る前には発熱して入院、5日間休養を取ることになりました。そのあとも体調不良でしたが、次第に元気になり、尾瀬に到着するころには元の体調に戻りました。

 田中さんのトラバースはホームページに日々掲載されます。田中さんの日記や写真を見ることができます。

 現在は北海道に渡って、北海道を歩いています。10月には100座目の利尻岳に登り、11月にはグレートトラバースの第5集がNHKBSプレミアムで放送されます。

 このトラバースの取材は4人のスタッフが担当しています。その様子が、第4集の放送の前日の9月19日に放送されました。「もう一つのグレートトラバース(密着!百名山人力踏破の舞台裏)」というタイトルでした。

 テレビの画面には田中陽希さんの前から後ろから、さらには上からの姿が映ります。さまざまなアングルからの撮影には大変な労力と危険が伴います。田中さんの動きを止めることなく、田中さんの動くままに撮影をしなくてはなりません。田中さんのスピードに合わせて登る必要があります。

 そのため、ただ者でないスタッフが選ばれました。ディレクターは山番組の経験豊富な岡崎さんです。

 カメラマンは2人、1人は田中さんと同じアドベンチャーレーサーでカメラの腕も1級のアスリートカメラマンの駒井さん、もう1人は世界的に有名な登山家で山岳カメラマンの平出さん、2009年には登山家としてピオレドール賞を受賞しています。平出さんはラジコンヘリを組み立てて上空からの写真も撮影します。

 もう1人は撮影アシスタントの山田さん、トレイルランナーとして活躍しており、常時10キロの荷物を持ってカメラマンをサポートしています。

 11月に放送されるグレートトラバースの第5集が今から楽しみです。

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2014年9月20日 (土)

スコットランド独立否決(NO.748)

 平成26年イギリス北部スコットランドの独立についての住民投票が開票され、独立反対55.25%、賛成44.65%で独立は否決されました。

 スコットランドの住民は独立による国造りの混乱より、生活の安定を願ったのでしょう。スコットランドは住民投票の前に、イギリス政府から所得税に関連した税の権限移譲など12項目を土壇場で引き出しました。

 この住民投票の結果は、イギリス本国だけでなく、EUやアメリカも歓迎しています。日本の主要新聞各社の社説もこの結果には肯定的です。

 もし独立が認められていたら、イギリスだけでなく世界経済にも大きな混乱をもたらすことになったと思われます。

 ただ、イギリスは大きな課題を抱えたようです。イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからなっています。今まではロンドンのあるイングランドが政治や経済の主導権を握り、他の3地域をいわば支配してきたといえます。

 スコットランドに刺激を受け、ウェールズや北アイルランドからの権限拡大の要求にどうこたえるかという課題が出てくるでしょう。その上イングランド自身からも他の3地域並みに自治議会を持つべきという意見も出ているようです。

 ヨーロッパではスペインのバスク自治州やカタルーニャ自治州やベルギーのフランドル地方からも独立運動が起こっています。今回のスコットランド住民の決断はその成り行きにも大きな影響を与えたのではないでしょうか。

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アジア大会開幕(NO.747)

 平成26年9月19日韓国仁川で第17回アジア大会の開会式が行われました。

 アジア大会は16日間にわたって36競技439種目が行われます。

 今回は45の国と地域から約13900人の選手が参加します。日本の選手団は男子378名、女子334名の合計712名、50個の金メダルを目標にしています。

 アジア大会は基本的にはオリンピックと同じ競技種目ですが、野球、ソフトボール、空手道、セバタクローその他のオリンピックにない競技も行われます。

 アジア大会は1951年にインドのニューデリーで第1回大会が行われました。タイが最も多く4回バンコックで開催されました。

 韓国は3回目(ソウル、釜山、仁川)、日本(東京、広島)、中国(北京、広州)が2回ずつです。

 日本選手のだれがどんな活躍をするか楽しみです。2年後のオリンピックのリオデジャネイロ大会、6年後の東京オリンピック大会で活躍する選手が出てきてほしいと願っています。

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2014年9月12日 (金)

朝日新聞の大罪(NO.746)

 平成26年9月11日朝日新聞社は記者会見を開き、東京電力福島第一原発事故の経緯について、「所員の9割が初長命令に違反して撤退した」との5月20日朝刊の一面記事が誤報だったと認め、取り消すと発表しました。

 木村伊量社長は「多くの東電社員が逃げ出したような印象を与える間違った記事。読者と東電の皆様におわびする」と謝罪しました。また、いわゆる従軍慰安婦問題報道でも、記事の一部を取り消しながら謝罪しなかったことについて、「謙虚であるべきだった。反省している」と述べました。

 朝日新聞は読売新聞に次ぐ日本の大新聞です。いわゆる知識人の間では、もしかしたら日本で一番読まれている新聞かもしれません。

 読売新聞の社説には、次のように書いていました。

 「海外まで波紋を広げた『命令違反』『撤退』記事の根本が誤りだった。撤回は当然の判断である。

 いわゆる従軍慰安婦問題報道でも、訂正が遅れたことを初めて明確に謝罪した。朝日新聞の一連の慰安婦報道が、日本の国益を大きく損なったことを考えれば、謝罪は遅きに失した。

 これらの問題は、新聞に対する国民の信頼を失墜させかねない。朝日新聞の責任はきわめて重い。」

 私は平成10年4月から「手賀沼通信」という一人新聞を出しています。

 平成13年10月の第43号で、「日本と日本人をダメにした3悪」という記事を書き、日本人をダメにした3悪の1つに「朝日新聞」をあげました。その記事の中で次のように書いています。

 「小泉自民党が選挙に勝ち小泉内閣ができたとき新閣僚の記者会見が行われました。私はテレビで見ていましたが、朝日新聞の記者が誰よりも早く発言し、バカの一つ覚えのように『あなたは靖国神社に参拝しますか』と質問していました。

 あれだけ小泉さんが改革を唱えて選挙を戦ったのですから、『新閣僚として改革にどう取り組むつもりですか』とか、『何を基準に政策を考えますか』とか聞いてほしいと思ったのですが、見ていてがっかりしました。

 これが朝日新聞の体質なのです。中国や韓国で教科書問題に火をつけたのは朝日新聞と聞いています。」

 さらに古くは拉致問題が明らかになったとき、朝日新聞はこの問題を無視し通しました。

 もっと古くは中国の文化大革命を称賛し朝日新聞社だけが北京支局を残すことを許されました。

 1950年代には北朝鮮の帰国促進事業を助け、多くの日本人女子が北朝鮮の人と結婚して海を渡りました。その女性たちも夢が壊れました。

 私が学生だった1950年代後半、好んで読んだのは朝日新聞でした。友人たちもそうでした。安保闘争まっただ中では、朝日新聞は気持ちよく読めました。しかしその後20代後半頃から、朝日新聞は嫌いな新聞になりました。

 おそらく朝日新聞では日本の正義は自分たちが握っているというおごりとプライドが、正しい報道をするという新聞本来の目的を見失わせたのではないでしょうか。

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2014年9月10日 (水)

よくやった錦織圭(NO.745)

 平成26年9月8日(日本時間9日)全米オープンテニス男子シングルス決勝戦で錦織圭はクロアチアのマリン・チリッチに3-0で敗れ、準優勝となりました。

 しかし、テニス4大大会シングルス準優勝は男女を通じて初めての快挙です。「よくやった錦織圭」といえると思います。

 錦織は8月上旬に右足親指のできものを摘出する手術を受け、8月25日開催の大会には出場も危ぶまれていました。

 しかし、4回戦と準々決勝では2試合続けて4時間を超えるフルセットの試合に勝ちました。アメリカのメディアは「マラソンマン」とたたえました。準決勝では世界ランキング1位のジョコビッチに勝ち決勝戦に進出しました。

 日本のメディアは過去チリッチとの対戦成績が5勝2敗と勝ちこしていたためもあって優勝間違いなしと予想していました。

 試合後の錦織の談話では「全力を尽くしたが、自分のテニスができなかった」と語っています。勝ちを意識しすぎたのではないでしょうか。

 錦織の成績です。

回戦  対戦相手        スコア

     世界ランク       試合時間

 1  オデニスク(米)     3-0

     176位         2時間5分

 2 アンドーハル(スペイン) 途中棄権

     48位          1時間3分

 3 マイエル(アルゼンチン) 3-0

     26位          1時間52分

 4  ラオニッチ(カナダ)   3-2

      6位          4時間19分

準々決勝 ワウリンスカ(スイス) 3-2

      4位          4時間15分

準決勝 ジョコビッチ(セルビア) 3-1

      1位          2時間52分

決勝 チリッチ(クロアチア)   0-3

     12位          1時間54分

 なお錦織の世界ランキングは8位でした。

 錦織が強くなったのはマイケル・チャン氏がコーチになったのが大きいようです。

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2014年9月 9日 (火)

白山中学校体育祭(NO.744)

 平成26年9月6日我孫子市白山中学校の体育祭の応援に行ってきました。長女一家の下の孫が中学3年生、最後の体育祭なので一度は見に行こうということになり、午後妻と行ってきました。

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 小学生の低学年の時は朝から応援に出かけ、一緒にお昼のお弁当などを食べたりしましたが、9月はまだ暑さのさなかなのでだんだん足が遠のいていました。今年はそれほどの暑さではなく、確保した応援の場所が日陰になっていたので、無理なく見ることができました。

 中学生はかわいいとは言えず、と言って高校生ほどのたくましさもないので、「しっかりやれ、がんばれ」と声をかける感じです。生徒たちは赤組と青組に分かれて勝敗を争っていました。懸命に応援をしていました。

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 騎馬戦では騎馬に乗る戦士たちは上半身裸で頑張っていました。

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 一方観客席は何となく見ているといった感じでした。

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2014年9月 5日 (金)

日本の100選と200選(NO.743)

 平成10年4月から毎月出している一人新聞「手賀沼通信」が今年の11月で200号を迎えます。

 平成18年7月に100号を迎えたとき、手賀沼通信に100に絡むテーマを探し手賀沼通信に取り上げました。

・日本の100選(手賀沼通信第102号) 我孫子図書館で、財務省印刷局発行の「日本の百選データブック改訂版」という本を見つけました。そこには46種類の百選が載っていました。

・日本の百名山と日本の名峰ランキング(同104号) 日本百名山は登山家の深田久弥氏が選定し昭和39年に新潮社から発表しました。現在NHKのBS放送で毎週1山づつ紹介しています。日本の名峰ランキングは平成18年にNHKが視聴者の投票より選んだものです。

・小倉百人一首(同106号) ご存知百人一首の紹介と分析したものです。

・日本の歌百選(同109号) 文化庁が全国から公募し、由紀さおりさんなどが委員を勤める選定委員会が決定しました。

・五木寛之の百寺巡礼(同114号) 五木寛之氏が2年をかけて自分の足で歩いた百寺をまとめました。

・残したい”日本の音風景”100選(同122号) 環境庁が音頭をとって公募した全国の音風景です。

 その他いろいろありましたが、きりがないのでこれくらいにしました。

  一方200選はどうかとネットで調べてみました。100選に比べると段違いに少ないですが、ささやかに見つかりました。

 「京都の自然200選」(京都府)「北京故宮博物院200選」(東京国立博物館)「日本の童謡200選」(音楽の友社)「演歌名曲200選」(ユーチューブ)「デザインアイデア200選」(本)「楽しめる物理問題200選」(本)などです。個人が勝手に選んでブログに書いたものもありました。

 100と違ってやはり200はあまり区切りとはならないようです。

 野球では投手が名球会に入れる資格が200勝で、これは立派な区切りで大勲章になっています。

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2014年9月 1日 (月)

ウィンドウズ ライブ メール はとんでもないメールソフト(NO.742)

 ウィンドウズ ライブ メール はとんでもないメールソフトです。

 私は平成10年4月から手賀沼通信という一人新聞を作り毎月友人や知人に送っています。この11月で200号になります。

 ワードで作成したA4版4ページの新聞で、現在はメールに添付して330人ほど、紙にコピーして30人ほどに送っています。330人は一度には送れないので、5組に分けて発信します。

 ウィンドウズXPのときはそれで問題なく送れました。たまに写真をいっぱい載せて3メガを超えたときは、いくつかのプロバイダーがエラーメッセージをよこしました。その時はファイルサイズを小さく作り直して送りなおしました。

 4月初めにXPのサービスが終わったため、ウィンドウズ7のPCに切り替えました。メールソフトはアウトルックエクスプレスからライブメールに変わりました。

 ところがライブメールでは最後に入れる署名がハイパーリンクにならないなど、いくつか使いにくいところが見つかりました。

 そのためメールソフトをアウトルックに切り替えました。アウトルックでやはり330人を5組に分けて送りました。ところがライブメールを使っている人から添付ファイルがついていないというのです。妻もライブメールを使っているのですが、手賀沼通信が添付されていません。

 ほかのメールソフトを使っている人には添付されています。30数人から届かないというメールが入ってきました。一人一人に送ると届きます。数人一緒に送っても届きました。どうやら一緒に送れる人数の上限があるようです。

 おそらく届いていない人はもっと多いのでしょうが、読んでいない人もいるのではないかと思います。その30数人を上限9人の4ブロックに分けて送ってみました。 

 8月はそれで問題なく送れました。添付ファイルがなくなった人はいませんでした。ところが9月はその方法が通用しませんでした。原因がわからないのでとりあえずファイルサイズを小さくして送りなおしたら送れました。

 いったい何が原因なのか、どう対処すればいいのか、相手があることなのでテストすることもできず、ぶっつけ本番で四苦八苦しているのが現状です。

 添付したファイルを勝手に取り上げて、送ったほうにも受け取ったほうにも知らせないのは、中身を知らん顔して抜き取る宅配便業者のようなものです。実際の宅配便業者にはそんな悪質の業者はいませんが、ライブメールは悪質の極みです。 

 来月はどうして送ったらいいかと困惑しています。

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